首の痛みについて

首の痛みについて

こんにちは!先日の投稿に引き続き、首の痛みについてお伝えしていきます。

これからの季節、寒くなると痛みが増すことが予想されます。

また交通事故でのむち打ちなど通常とは違う外力が加わることも多くなるかもしれません。そんな時には焦らずまずは各専門家にご相談ください!

また症状を判断する方法や、施術に関しては整骨院で行われることがある方法を掲載しています。

 

 

首の痛み(頸部痛)は、非常に一般的な症状で、急性(短期間)または慢性(長期間)にわたる場合があります。原因は多岐にわたり、筋肉や靭帯の軽度な問題から、椎間板や神経に関わる重篤な疾患までさまざまです。以下に、首の痛みについて詳しく説明します。


首の痛みの主な原因

1. 筋肉や靭帯の緊張・炎症

  • 原因:
    • 長時間のデスクワークやスマートフォンの使用(「テキストネック」)。
    • 不良姿勢。
    • 慢性的なストレスや緊張。
  • 症状:
    • 首のこわばり。
    • 首や肩の鈍痛や圧痛。

2. 頚椎症

  • 原因: 加齢や過剰な使用による頚椎の変性。
  • 症状:
    • 首の痛みやこわばり。
    • 頚部から腕や手への放散痛やしびれ。
    • 頭痛やめまいを伴うこともある。

3. 椎間板ヘルニア(頚椎椎間板ヘルニア)

  • 原因: 椎間板の突出が神経を圧迫。
  • 症状:
    • 頚部から肩や腕にかけての放散痛。
    • 手や腕のしびれ、筋力低下。
    • 動かすと痛みが悪化。

4. ストレートネック

  • 原因: 頚椎が正常な湾曲(前弯)を失い、真っ直ぐになる状態。
  • 症状:
    • 首の痛みや疲労感。
    • 頭痛や肩こりを伴う。
    • 長時間同じ姿勢で悪化。

5. 外傷(むち打ち症)

  • 原因: 交通事故やスポーツ中の外傷。
  • 症状:
    • 首の激しい痛み。
    • 可動域制限。
    • 頭痛、めまい、耳鳴りを伴うこともある。

6. 筋膜性疼痛症候群(MPS)

  • 原因: 筋膜のトリガーポイント(痛みの原因となる部位)の形成。
  • 症状:
    • 首や肩の局所的な痛み。
    • 触ると痛みが放散する。

7. 神経の圧迫や炎症(神経根症や脊髄症)

  • 原因: 椎間板ヘルニア、骨棘(骨の突起)、頚椎症性脊髄症など。
  • 症状:
    • 手足のしびれや麻痺。
    • 筋力低下。
    • 歩行困難や巧緻運動障害。

判断方法

  1. 問診
    • 症状の経過、痛みの場所や性質(鋭い痛み、鈍痛、しびれなど)、悪化・軽減する動作。
    • 生活習慣や職業、既往歴。
  2. 身体検査
    • 首の可動域テスト。
    • 痛みの部位や神経症状(しびれ、筋力低下)を確認。
  3. 神経学的検査
    • 筋力、感覚、反射を評価し、神経障害の有無を確認。

施術方法

1. 保存療法

  • 休息: 痛みが強い時は無理をせず、首を休める。
  • 温熱療法:
    • 血行を促進し、筋肉の緊張を和らげる。
  • 冷却療法:
    • 炎症が強い場合にアイシングを行う。

2. 手技療法など

  • 手技療法: 首や肩の筋肉をほぐす。
  • 筋力トレーニング: 首周囲の筋肉を強化。
  • 姿勢改善: デスクワークや日常生活での姿勢を見直す。

予防と日常生活の改善策

  1. 姿勢改善
    • デスクワークやスマートフォンの使用時に正しい姿勢を保つ。
    • 肩や首を前に突き出さない。
  2. 適度な運動
    • 首や肩周りのストレッチや筋力トレーニングを取り入れる。
  3. ストレス管理
    • 首や肩の緊張を引き起こすストレスを軽減。
  4. 作業環境の整備
    • デスクや椅子の高さを調整し、快適な作業環境を作る。
  5. 体重管理
    • 適切な体重を維持し、全身の負担を減らす。

首の痛みは多くの場合、保存療法で改善しますが、適切な診断と治療が早期回復の鍵です。日常生活での予防とケアも重要です。

 

※番外編

筋膜性疼痛症候群の特徴

  1. トリガーポイントの存在
    • トリガーポイントとは、筋肉や筋膜内に存在する過敏な結節状の部位で、触れると痛みを引き起こします。
    • 痛みはその部位だけでなく、関連する領域に「放散痛」として広がることがあります。
  2. 慢性的な痛み
    • 局所的な鈍い痛み、こわばり感、焼けるような感覚が一般的。
    • 痛みの程度は軽度から重度までさまざまですが、長期間持続することがあります。
  3. 筋肉のこわばりと柔軟性の低下
    • 筋肉が硬くなる、または動かしにくくなる。
    • 一部の筋肉が動きに制限を生じさせる。
  4. 痛みの誘発要因
    • トリガーポイントへの圧迫、ストレス、過剰な運動、不良姿勢などで症状が悪化する。

筋膜性疼痛症候群の原因

  1. 筋肉の過剰な使用や疲労
    • 繰り返し動作や長時間の作業による筋肉の緊張。
    • 激しい運動や準備不足の運動後。
  2. 外傷や怪我
    • 筋肉や筋膜の微小な損傷。
  3. 不良姿勢
    • 長時間のデスクワークや不適切な姿勢が筋膜に負担をかける。
  4. ストレスや精神的緊張
    • ストレスが筋肉の緊張を引き起こし、トリガーポイントを形成する。
  5. 栄養不足
    • 特にビタミンやミネラル不足(ビタミンD、B群、マグネシウム)が原因となる場合がある。
  6. 基礎疾患
    • リウマチ性疾患や糖尿病などの影響で筋肉や筋膜が過敏になる。

症状

  • 局所的な痛み: 筋膜の特定の部位が痛みを感じやすい。
  • 放散痛: トリガーポイントから離れた部位に痛みが広がる。
  • 筋肉のこわばり: 筋肉が固く感じられ、柔軟性が低下。
  • 動作の制限: 痛みやこわばりが原因で関節や筋肉の動きが制限される。
  • 疲労感: 痛みが慢性的であるため、全身的な疲労を感じることもある。

診断

  1. 問診
    • 痛みの部位、持続時間、痛みを悪化させる要因などを確認。
  2. 身体検査
    • トリガーポイントを特定するための触診。
    • 痛みが放散するかどうかを確認。
  3. 画像検査(必要に応じて)
    • トリガーポイントそのものは画像では確認できませんが、MRIや超音波を用いて他の疾患を除外します。
  4. 圧痛の確認
    • トリガーポイントへの圧迫による特徴的な放散痛の確認が診断の鍵。

施術方法

1. 保存療法

  • 休息: 痛みを引き起こす動作や負荷を一時的に避ける。
  • 温熱療法: 血行を促進し、筋肉の緊張を緩和する。
  • 手技療法、ストレッチ: 筋肉や筋膜の柔軟性を高める。
  • 姿勢改善: 不良姿勢を矯正し、筋膜への負担を軽減する。

2. 物理療法

  • マッサージ: トリガーポイントを緩めるための手技療法。
  • 電気治療: 筋肉の緊張をほぐす。
  • 超音波療法: 深部組織に対する治療。

予防とセルフケア

  1. 適度な運動
    • 定期的なストレッチや軽いエクササイズで筋肉の柔軟性を維持。
  2. 姿勢改善
    • デスクワークやスマートフォンの使用時に正しい姿勢を心がける。
  3. ストレス管理
    • ヨガや瞑想、十分な睡眠で精神的な緊張を軽減。
  4. 体重管理
    • 適切な体重を維持し、筋肉や筋膜への負担を減らす。
  5. 生活環境の見直し
    • デスクや椅子の高さ、枕の硬さなどを調整し、首や肩への負担を軽減。
[ 2024年12月12日 ]

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