こんにちは!
げんきや接骨院渋谷本町です!
皆さんのお子さん、腰が痛いと言ったりしていないですか?
特に成長期のスポーツを良くする子の腰の痛み…。
もしかしたら早めに病院に行って腰の検査をした方が良いかもしれません!
今日は「腰椎分離症」についてです!
【腰椎分離症ってなに?】
背中を反らす動作や体をひねる動作を繰り返すことで、腰椎の後方(関節突起幹部)に亀裂が生じ、 疲労骨折が生じている状態です。
成長期では骨の構造が弱いため、 スポーツを行っている小学生~高校生に発症することが多く、特定方向への動作を繰り返すスポーツ(野球・サッカー・バレーなど)で、 発症しやすいと言われています。
腰椎の後ろ半分は「椎弓」といってリング上の構造をしています。
そのリングの斜め後方は細かく弱い部分で、背中をそらす動作やジャンプからの着地のような動作で力がかかります。
この動作を繰り返されると骨にひび(疲労骨折)が入ってきます。すべての人が分離症になるわけではなく、体質的な要因もあり、一番下の腰椎(第5腰椎)に好発しやすいです。
【腰椎分離症の症状】
腰椎分離症の症状は背中を反らす動作で腰痛を訴える事が多く、腰痛が 2週間以上続く場合は腰椎分離症を疑う必要があります。
また、狭い範囲にズキッと響く痛みが特徴で分離高位の腰椎に叩打痛、圧痛を認める場合があります。
安静にすると1ヶ月ほどで症状は落ち着いてきますが、癒合していない場合、将来的に腰椎椎間板ヘルニアや腰椎すべり症になる可能が高くなります。
そのため早期の受診や診断が必要となります。
また、時期によっても症状が変わるので、状況に応じた治療が必要になってきます。
分離が発生した段階では、腰を反らしたときに狭い範囲に限られた痛みを感じ、ほとんどがスポーツ中やスポーツ直後に腰痛を自覚します。
スポーツをやっている成長期の子は特に気をつける必要があります。
完全に骨が折れてしまい、痛いままそのまま長期間放置していると分離が完成してしまい、分離部は偽関節(ぎかんせつ)というグラグラな状態になり、治りにくい状態になります。
このときは、主に腰痛や下肢痛が生じます。
このときの腰痛の原因は分離部の炎症と考えられているようです。
膝の悪い人の膝に水がたまるように、分離部にも水がたまるようになります。
また偽関節となった分離部は、周囲に骨の棘が発生し、神経と接触することで下肢痛を引き起こすことがあります。
長時間座っていたり、立っていたりしても症状を自覚し、さらには歩行時にも下肢痛やしびれなどの症状が出てくることがあります。
若い頃の腰痛を放置した方で、年をとってからも腰痛を持病で持っていてこの分離症による偽関節を認めることが多くあるようです。
【対処法】
スポーツ活動を中止し、保存的療法を行う事になります。
骨癒合の可能性がある場合は、数ヵ月間安静を保って骨がくっつくのを待ち、その間はコルセットを装着するなどして、患部に負担がかからないようにしていきます。
腰痛は2〜3週間程度で軽快することが多いです。
しかし保存的療法で効果が得られずに、長期間痛みが続いたり、分離した腰椎がずれてすべり症に進行した場合などには、手術になる可能性があります。
保存療法で改善された場合は再発防止のためストレッチなどの運動を行う必要があります。
具体的な方法としては、腰椎の負担を軽減する働きがある腹筋と背筋を鍛えることが推奨されています。
また、股関節が固いと身体をひねったときの腰への負荷が大きくなるので、太ももの筋肉も含めた股関節周辺のストレッチも有効だとされています。
どちらも接骨院で対応可能ですが、分離症が進行しない様に身体を休める事が、なによりも重要になってきます。
【まとめ】
今回は腰椎分離症について書いていきましたが、いかがでしたか?
腰は身体の要なので痛みが出たらまずはお近くの接骨院に相談したり、病院で診てもらうのが良いかも知れませんね!
皆さんが気をつける事は
①腰痛が起きた時点で整形外科や接骨院に向かう事。
②すぐ行けない方は放置しない事。
③子供がスポーツをした後に腰を痛がるようならすぐに病院へ行く事。
です!
この3つを徹底しておけば、最悪の事態は避けられる筈です!
みんなで健康な身体を作っていきましょう!
げんきや接骨院渋谷本町では腰以外にも五十肩や膝の痛みでお困りの方々の治療も行っております!
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