こんにちは
今日は皆さん一度はなったことがあるでしょう『頭痛』について話していきたいと思います。
頭痛には様々な種類があり、それにより原因や痛み方などが変わっていきます。最初は大きく二つに分かれ特に明確な病気があるわけではないのに繰り返して起こる一次性頭痛と、病気が原因で起こる二次性頭痛があります。とくに頭痛持ちの方に多いのが一次性頭痛で片頭痛や緊張性頭痛などが該当します。二次性頭痛も病気によっては命に関わるものもあれば二日酔いの頭痛も該当するなど様々なのでこの後詳細を記載していきたいと思います。
◇頭痛の種類◇
まずは一次性頭痛からいきます。
〇緊張性頭痛
一番多い頭痛で痛むところでは頭全体で締めつけられるような痛みで肩や首にこりを伴い、人によって毎日朝から晩まで一定の痛みが続くなどがあります。原因としては、精神的ストレスやデスクワークのような長時間の同じ姿勢が続き肩や首の筋肉が緊張して血行が悪くなって起こります。
対策として首肩まわりを温めたりマッサージなどで筋肉の緊張をほぐし血行を良くしたりなどが効果的です。
〇片頭痛
緊張性頭痛の次に多い頭痛で、ズキズキと脈打つような痛みが特徴で光や音に対し敏感になったり吐き気を伴うことがあります。また、身体を動かすと痛みが強くなることがあります。２０代から４０代の女性に多くみられ、月に１・２回ほど起こると言われています。はっきりとした原因は解明されていませんが、頭部の血管が広がり炎症を起こしたためと考えられストレスや疲労、女性ホルモンのバランスが崩れたためなどと言われています。更に、天候の変化や空腹がきっかけになり頭痛が出てくることがあります。
対策として痛む部分を冷やしたり静かな部屋で横になって休息をすることが効果的です。逆に頭痛がある際に入浴や運動、マッサージなど血管を広げてしまうのは厳禁です。また、月に2回以上痛む方は専門医に受診しましょう。
〇群発頭痛
目がえぐられような痛みがあり、必ず頭の片側に起こります。患者の多くが男性ですが、発症がまれで数は少ないと言われ発症すると１～２ヵ月間、同じ時間に頭痛が出てきます。メカニズムとしては目の奥を通っている内頸動脈が広がり炎症を起こしているのではと考えられているのですが原因はわかっていません。同じ時間帯に頭痛が発症することを考えると体内時計が関係しているのではと言われています。
対策として、日頃から規則正しい生活を心がけて飲酒・喫煙を控えましょう。痛みが激しいときは専門医の診察を受けるといいでしょう。
以上がおおまかな一次性頭痛の紹介となります。原因が不明な点が多くそのほとんどがストレスや疲労、生活習慣などからと言われていますが自分だけで考えず専門医に相談することをオススメします。
続いては二次性頭痛ですが先に述べた通り病気から発症する頭痛のことをいい、くも膜下出血や脳出血、脳腫瘍など命に関わるものがほとんどで発症された方は病院で受診されていると思います。例外としては二日酔いなどアルコールで発症する頭痛ですが、時間の経過とともに頭痛は収まるので受診される方は少ないでしょう。
二次性頭痛の疾患と痛みの特徴
続いては疾患別での頭痛の特徴を記載させていただきます。もし疾患なく痛みに該当するものがあった場合一刻も早く病院への受診をしてください。
◦くも膜下出血・・・バットで殴られたような痛み、吐き気・嘔吐を伴う
◦髄膜炎・・・頭全体（とくに後頭部）に強い痛み、うなじが硬くなり体を動かすと痛み
が増す。３９℃前後の高熱を伴う
◦脳出血・・・頭痛や吐き気に伴って手足のしびれ、感覚が鈍くなったり動かせなくなる
意識がぼんやりとしてろれつが回らなくなる
◦脳腫瘍・・・頭の重い感じや鈍痛が徐々に悪化していき、吐き気がないのに突然吐く症
状
慢性硬膜下血腫・・・１、２ヵ月前に頭を強く打った覚えがあり、頭痛と手足の痺れや
尿失禁などがある症状
先にも述べましたが上の症状に覚えのある方は病院に直行しましょう。
以上が頭痛に関する記載とさせていただきます。いつもの事だと慣れっこにならないで快適な生活を送るために早めに医師に相談しましょう。
