皆さま あけましておめでとうございます。
今年もブログも続けていきたいと思いますので、本年もよろしくお願いいたします。
今回は坐骨神経痛についてお話をしていきたいと思います。
・・・坐骨神経痛とは・・・
坐骨神経痛とは腰痛症の一つで、腰から足にかけて伸びている「坐骨神経」がさまざまな原因で圧迫・刺激されることであらわれる、痛みや痺れるような痛みなどの症状のことを指します。多くの場合、腰痛に引き続いて発症し次にお尻や太ももの後面、すね、足先など痛みや痺れがあらわれます。
・・・坐骨神経痛の症状・・・
坐骨神経痛の痛みは、自覚症状であるため本人にしか分かりません。そのため痛みの表現も様々で「ビリビリ」や「ピリピリ」、「チクチク」「ズキズキ」などと表現されることが多いです。また片足に症状がでることがほとんどですが、両足にあらわれることもあります。
坐骨神経痛の主な症状
◦お尻から足にかけ痛む
◦長い時間立っていると辛い
◦腰を反らすと足に痛みや痺れがはしる
◦お尻の痛みが強く座り続けるのが困難
◦歩くと足に痛みが出るが、休むと歩ける
◦体をかがめると痛みが強くでる
また、上記以外にも頻尿など排尿障害もでることがあります。
・・・坐骨神経痛の原因・・・
坐骨神経痛を引き起こす原因は様々ですが、主な理由として腰椎疾患があります。なかでも特に多いのは「腰部脊柱管狭窄症」と「腰椎椎間板ヘルニア」です。
〇腰部脊柱管狭窄症による坐骨神経痛
加齢により脊柱管が狭くなることで神経など圧迫し痛めてしまいます。主に50歳以上の中高年に多いが、40代でもでることがあります。体を後ろに反ると脊柱管が更に圧迫されるため痛みが強くなることがあります。逆に前傾姿勢での痛みはほとんどありません。
〇腰椎椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛
運動などで脊柱のクッションの役目のある椎間板がはみ出てしまい神経を圧迫してしまい圧迫部位から下に症状がでます。主に20代が最も多く続いて30代~40代、次に10代の若い人に多いです。ヘルニアによる坐骨神経痛は前かがみの姿勢で痛みが出やすいです。
また、筋肉の衰えが坐骨神経痛の原因にもなります。筋肉量は20代をピークに減少していきますが、中でも最も衰えが早いのはお尻から足にかけての筋肉と言われています。比較的軽度の坐骨神経痛の場合、お尻の筋肉の衰えが原因になっていることが分かっているのです。
お尻の筋肉は
◦坐骨神経を保護する
◦坐骨神経に栄養を供給する血管を守る
◦坐骨神経を冷えから守り血流を維持する
という役目があります。筋肉量が衰えると上記以の働きが落ち坐骨神経痛の誘発を招いてしまいが、逆に鍛えることである程度軽減もできます。
・・・坐骨神経痛の治療・・・
坐骨神経痛の治療法にわ「保存療法」と「手術療法」があります。「保存療法」は、手術以外の治療方法で種類も多様にあり、生活習慣やライフスタイルに合わせて行っていきます。
◦物理療法・・・温熱やマッサージ,低周波電気療法など、主に血行をよくし痛みを和らげる療法
◦運動療法・・・体操やストレッチにより筋肉の緊張を和らげ血行を良くし、痛みを改善する方法
◦装具療法・・・コルセットなどで腰を支え、安定させることで痛みを和らげる治療法
◦薬物療法・・・薬を使い痛みを和らげる治療法
◦ブロック療法・・・局所麻酔や抗炎症剤を、神経の周りや神経に直接注入する治療法
坐骨神経痛の治療法は上記の通りなのですが、生活習慣を見直すことで予防、改善に繋がります。
◦正しい姿勢を心がける。
◦冷えを防ぐ
◦肥満に注意
◦ストレッチを行う(筋肉のこわばりをなくす)
など日々の生活で心がけていきましょう。
以上をもちまして坐骨神経痛についてになります。寒さも強くなり体調管理も気をつけていきたい時期ですので、皆さまもくれぐれもご自愛ください。