皆さま、こんにちは。
げんきやはり灸整骨盛岡サンサ院です。
4月に入り、ますます暖かくなってきましたね。
仕事やプライベートで動くことが多くなってくる時期ですが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか?
寒さなど柔軟性が下がったお身体でいきなり動きだすとケガの原因にもなりますので、気をつけましょう。
それでは今回は“ヘルニア”についてお話をしていきたいと思います。
・・・ヘルニアとは・・・
腰痛みにまつわる病名として、よく耳にする椎間板ヘルニア
ただ、どのような症状なのか、治療法はあるのか、などわからないという方もいらっしゃると思うので、この機会に基本的な知識を知っておきましょう。
まずは、ヘルニアの前に椎間板について説明をしています。
人間の背骨は24個の骨いわゆる椎骨で構成されていますが、その椎骨と椎骨の間にはクッションの役割を果たす「椎間板」があります。この椎間板があることで身体の動きを出したり、疲労や負担を軽減させたりします。
本来、身体の中の一部がはみ出ることを「ヘルニア」といい、椎間板ヘルニア以外でも脱腸で腹膜や腸の一部が鼠径から出るのを「鼠径ヘルニア」といったり、でべそのことを「臍ヘルニア」とも言います。
今回は、比較的よく聞く椎間板ヘルニアにスポットを当てていきたいと思います。
椎間板ヘルニアとは、椎間板の中にある核の部分が飛び出してしまった状態のことを指します。
原因としては、加齢による椎間板の弱体化や重い物を持ったときの負担で飛び出るなどが考えられます。ちなみに、脊椎は下へいくほど重さがかかりやすいため、腰に近いところほど椎間板ヘルニアが発症しやすくなります。
腰の痛みの強い「ギックリ腰」や痺れも誘発する「坐骨神経痛」とも似ているところもあるので、自己で判断せず近くの整骨院や整形外科を受診しましょう。
・・・椎間板ヘルニアの症状・・・
脊椎の周りには多くの神経が通ており椎間板がはみ出た際、それらの神経を圧迫する事で痛みや痺れが発生します。椎間板ヘルニアでは、激しい痛みを訴えることが多いのですが、それらは発症している脊椎の近くで起こっており、症状がひどい場合は痛みで夜も眠れないこともあります。
また、神経への圧迫が強いとその箇所から下肢にかけ痺れも強く出てしまいます。
・・・椎間板ヘルニアの治療・・・
椎間板ヘルニアの治療法には大きく二つあり、保存療法と手術療法に分けられます。椎間板ヘルニアは自然治癒することもあるので、まずは保存療法から治療がすすめられます。
◦保存療法は、激しい痛みを抑えるために局所麻酔やステロイド薬を使った神経ブロックや日常での痛みを非ステロイド性鎮痛薬や筋弛緩薬などで抑える薬物療法があります。
また、痛みが落ち着いた後、理学療法で筋肉の強化のための体操や牽引を行います。
私たちげんきやはり灸整骨では、手技や鍼などで筋肉を緩め痛みの緩和や炎症を抑えるなど対応していますので、気になる方は近くのげんきやはり灸整骨までご相談ください。
◦手術療法は、保存療法を行っても痛みが取れない場合や脚に麻痺が強く出る場合、日常生活に支障があって本人が希望する場合などに行われます。
・・・椎間板ヘルニアの予防・・・
腰痛のほとんどは、日常生活における何気ない姿勢や動作によって引き起こされます。腰への負担を日頃から減らすように意識して、腰痛の発作の回数を減らしましょう。腰痛の回数を減らすことによって、椎間板ヘルニアの予防や再発防止に繋がります。
椎間板ヘルニアの予防には、ストレッチや筋肉の強化、体重の増加に気を付けましょう。また、日常生活でも座り方に注意したり(あぐらや高すぎるイスなど)、もの持ち上げるときは腰を落して自分に引き寄せたり、中腰や捻るときは注意するなど気を付けましょう。
以上でヘルニアの記載とさせて頂きます。
暖かい季節になりましたが、動き始めなどケガのリスクも高い時期ですので、皆さんも気をつけてくださいね。
それではまた、次回お会いしましょう。