肴町便~腱鞘炎~

こんにちは!

肴町の小野寺です。

 

近年スマートフォンやパソコンが普及したネット社会となり、昔に比べて圧倒的に手首や指先を使うことが増えました。

そして、それが原因で発症する疾患もあります。

 

なので今回は、手首や手指の使い過ぎによって起こる、「腱鞘炎」についてお話していきます。

 

 

1.腱鞘炎とは何か

腱鞘炎とは、手首や手指の使い過ぎによりその関節に痛みが生じる疾患です。

 

腱鞘炎といっても様々あり、ばね指やドケルバン病と呼ばれるものもあります。

 

 

2.原因

手の腱のうち、指を曲げる方向に働くのが屈筋腱、伸ばす方向に働くのが伸筋腱です。

腱は腱鞘というトンネルの中を滑走します。

手を使い過ぎると、腱と腱鞘の間で摩擦が起こり、腫れます

安静にして手を使わなければ腫れはひきますが、使い続けると腫れがひかず、痛みを伴います。

また、腱がひっかかって、縮んだばねのように指が開かなくなる現象が起きます。そのため「ばね指」とも呼ばれます。

 

3.腱鞘炎の症状

手のひら側に痛みが生じるものの多くはばね指です。

こぶしを握って手を開いたときに、かっくんと遅れて伸びるような状態になります。

 

症状が進行すれば、指の付け根に痛みを伴います。どの指もなりますが、親指が最も症例が多く、中指や薬指がそれに続きます。重症になると、自力では伸ばすことが困難になってしまいます。

 

指を伸ばす側の腱鞘炎もあります。頻度が多いのは、親指の付け根に生じるドケルバン病というものです。

親指を他の指で握った状態で、小指側に手首を曲げると、痛みが出ます。

この場合は、親指を伸ばしたり開いたりする動作がしにくくなります。

そのため物を掴んだり、タオルを絞るなどの動作で痛みが生じやすくなります。

 

4.腱鞘炎になりやすい動作

なりやすいものとしてはパソコン作業やギター、ピアノなどの手首、手指を主に使う動作があります。

 

他には文字をたくさん書いたり加齢によって腱が弱くなることで発症する場合もあります。

 

5.腱鞘炎を治すにはどうするか

1番は安静にして、なるべく手首や手指を使わないようにすることです。

しかし、腱鞘炎は日常的によく使う利き手側に発症する事が多いです。

どうしても利き手と反対側でする作業には限界があり、利き手を全く使わないのは現実的ではありません。

 

なのでやらなければいけないことの優先順位を決めることをおすすめします。

そして、優先度の低いものはなるべく逆の手で作業を行うことで、利き手側に負担を極力かけないようにする事ができます。

 

6.腱鞘炎に対する施術

腱鞘炎はその名前の通り、炎症による症状です。

なので、炎症を抑えるためになるべく安静にしていただき超音波という電気療法で炎症を落ち着かせます。

 

ばね指の場合は、腱が通るトンネルをなるべく広げて引っかかりを少なくします。

そのため指を動かし、ストレッチをかけながら少しずつ動かしていきます。

 

 

ただし!

このストレッチは正しく症状を見分けて行わないと痛みが悪化する事もあるので、自分ではやらないようにお願いします!

 

まとめ

腱鞘炎と言ってもこのように様々なものに分類されます。

 

共通しているのはパソコン作業などによる、手首や手指の使い過ぎで発症するということです。

 

今の時代、職場でも自宅でもパソコンを使っているという方は少なくないと思います。

痛みは対処が早ければ早いほど完治しやすいので、我慢せずに一度診察してもらうことをおすすめします。

 

げんきやはり灸整骨院では、超音波による施術の他に、鍼を用いて治癒力を促進させより早く炎症を抑えるということ­も行っております。

もしパソコン作業をして手首や手指が気になる方がいたら、気兼ねなく相談してください。

 

一緒に痛みのない体づくりをしていきましょう!

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