こんにちは!小野寺です。
今回のブログでは「膝の痛み」について紹介していきます。
膝の痛みと言っても様々な症状があるので、いくつか例を挙げながらご紹介します。
・変形性膝関節症
関節のクッションである軟骨が、加齢や筋肉量の低下などによりすり減ることで痛みが生じます。
軟骨がすり減った分、膝関節の骨と骨のすき間が狭くなります。
すると内側の骨があらわになり、骨のへりにトゲのような突起物ができたり、骨が変形したりします。
また、関節を覆っている関節包(かんせつほう)と呼ばれる繊維膜の内側に炎症が起こります。
そして黄色味がかった粘り気のある液体が分泌され、いわゆる「膝に水がたまった」状態になります。
・変形性膝関節症の進み方
時間をかけて進行し、徐々に症状が重くなっていきます。一度すり減った軟骨は元には戻らないので、できるだけ早く施術を始め、症状の進行を食い止めることが大切です。
この症状は以下の段階を経て悪化していきます。
・初期症状
身体を動かす際、膝にこわばりを感じる。鈍い痛みを感じる。
・中期症状
正座やしゃがみ動作で膝が痛み、曲げることが難しくなる。
・末期症状
歩行困難になる。座ることも難しくなり、日常生活に支障が出る。
この症状は予防が何よりも大切になります。
姿勢や身体の使い方、関節を整えることで予防することが出来ます。
・半月板損傷
半月は膝関節の大腿骨と脛骨の間にあるC型をした軟骨様の板で内側・外側にそれぞれがあります。
これが損傷すると、膝の曲げ伸ばしの際に痛みやひっかかりを感じます。
ひどい場合には、膝に水(関節液)がたまったり、急に膝が動かなくなる“ロッキング”という状態になり、歩けなくなるほど痛くなります。
・原因
スポーツなどの怪我から生じる場合と、加齢により傷つきやすくなっている半月に微妙な外力が加わって損傷する場合とがあります。
特にバレーボール選手やバスケットボール選手など、体重が加わった状態でのひねりや衝撃が加わりやすい動作の多い人は半月板を損傷しやすいです。
この症状に対しては身体の深部に刺激を与えられる灸施術や電気療法が有効になります。
・オスグット病
脛骨結節(お皿の下の骨)が徐々に突出してきて、痛みが出ます。
時には、赤く腫れたり、熱を持ったりします。
休んでいると痛みが無くなりますが、スポーツを始めると痛みが再発します。
発育期のスポーツ少年に起こりやすいのが特徴です。
・原因と病態
10~15歳の成長期の子供が、跳躍やボールを蹴るスポーツをし過ぎると、発生します。
大腿四頭筋(太ももの前の筋肉)の力は、膝蓋骨を経由して膝を伸展させる力として働きます。
膝を伸ばす力の繰り返しにより、大腿四頭筋が膝蓋腱付着部を介して脛骨結節を牽引されます。
これにより脛骨結節の成長線に過剰な負荷がかかり成長軟骨部が剥離することで生じます。
この時期は急激に骨が軟骨から成長する時期です。
この症状にはアイシングやストレッチなどが有効です。炎症を抑え早期にケアすることが大切になります。
まとめ
「膝の痛み」と一口に言っても様々な症状、原因があります。
そしてそれぞれに適した施術方法があります。
げんきやはり灸整骨院でも電気療法、鍼灸療法、どちらも行っております。
少しの違和感程度だと我慢される方も多いのですが、かばうような使い方、歩き方が長くなると骨の変形を招き、将来の日常生活に支障を来たす恐れがあります。
身体の事で気になることがございましたら、自分で治そうとせず、一度いらしてみてください。
私たちと一緒に、少しでも長く健康に暮らせるような身体づくりをして行きましょう!