こんにちはー!
皆様いかがお過ごしでしょうか?
岩手山もすっかり白くなり、徐々に冬に近づいて来ましたね。
肴町アーケードでは大きなクリスマスツリーが出現したり、来年のカレンダーが売り出されたりで賑やかさとともに、早くも年の瀬がやって来たことを感じさせられます。
今月のブログは「膝(ひざ)の痛み」をテーマにお話します。
膝に痛みがあると、動くのが億劫になってしまいますよね。
しかし、安静にしているのは逆効果です。
膝に限らず、関節は動かさないでいると拘縮してしまい、ますます動かしにくくなります。
そうならないためにも、運動で膝関節の周りにある筋肉を柔軟に保つことが大切です。
①膝関節のしくみ
膝の関節は、太ももの大腿骨と脚のすねにある脛骨(けいこつ)、一般的に「膝の皿」と呼ばれている膝蓋骨(しつがいこつ)で構成されており、脛骨を支えている腓骨(ひこつ)を含め、その周囲は関節包(かんせつほう)という袋に包まれています。
骨と骨の接合部分が浅いため、不安定になりがちですが、周囲にある筋肉や腱、靭帯などが関節の安定性を保つ役割を果たしています。
また、膝関節で最も重要な役割を果たしているのが、膝関節軟骨です。
膝関節軟骨は少しずつ減り、一度なくなったら元に戻りません。
筋力が衰えると、軟骨の減りを早めてしまい、膝の痛みの原因になります。
膝周りの筋肉をしっかり鍛えて、膝への負担を軽減しましょう。
②膝痛と体重の関係
私たちが日常生活で、歩く、立つ、座るなどの動作がスムーズにできるのは、膝の関節が正常に機能しているからです。
人が歩くときには体重の2〜3倍、階段の上り下りをするときには6〜7倍もの負荷が膝にかかっています。
つまり、体重が重くなるほど、膝にかかる負担も大きくなるわけです。
肥満の人は膝にかかる負担が大きく、クッションの役目を果たしている軟骨がすり減りやすくなります。
その結果、骨同士がぶつかりあって炎症を起こし、膝痛が生じるのです。
また、太っている人の膝は内側に余計な負担がかかり、O脚傾向になります。
O脚が進むと、内側の軟骨がすり減って、ますます関節の内側に負担がかかります。
膝への負担を軽減するために、適正な体重を保つことが大切です。
③膝痛に対するアプローチ
膝に痛みがあると血行が悪くなり、痛みを生み出す発痛物質が放出されて、ますます痛みが増強されてしまいます。
この「痛みの悪循環」を断ち切る方法として、血行促進が有効です。
血流が良くなると、発痛物質が押し流されて筋肉の緊張もほぐれるため、痛みを和らげる効果があるとされています。
その為、当院では膝周囲の筋肉、腱、靭帯を揉みほぐし、関節への負担を減らします。
また患者様の症状によって、鍼(はり)やお灸(きゅう)で、膝の痛みへ効果的なツボへ刺激を与えて血流を促します。
他に特殊な電気治療器を使い、痛みに対し直接アプローチすることもあります。
ご自宅で出来る膝痛のストレッチ、エクササイズなどもご指導致します。
これから本格的な岩手の冬が訪れますね。
年末年始の準備などで忙しくなってきます。
季節柄、免疫力が低下し体調を崩しやすいですが、お互いに手洗いうがいをはじめ体調管理に気をつけ健やかな毎日を過ごしましょう。
当院でも万全を期し消毒除菌を徹底しています。
今回は「膝の痛み」についてお話ししましたが、他にもお身体のことで心配なことなどがあれば何でもスタッフまでご相談下さい。
寒いのは苦手ですが、もうすぐクリスマス、お正月などのイベントに加え、スキー、スノーボード、ワカサギ釣りなど色々楽しみが目白押しな季節でワクワクしてきますね!
ではまた次回のブログでお会いしましょう。
お大事にー!