こんにちは!
春になり暖かくなって、外に出る機会も増えてくる時期になってきましたね!
スポーツや農作業などを行うことも多くなると思われますが、その前にお身体の調子はいかがでしょうか?長い期間続いている肩の痛みなどはありませんか?その肩の痛み…五十肩・四十肩かも知れません!
今回は肩の痛みについてご紹介していきます。
肩関節の痛み、つらさなどの症状が出るものとして、肩関節周囲炎「五十肩・四十肩」・肩峰下インピンジメント症候群・腱板断裂などがあげられます。中でも、最も耳にすることが多い肩関節周囲炎「四十肩・五十肩」についてご紹介していきます。
【肩関節周囲炎】
原因
肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)は肩関節にある腱板という組織が炎症を引き起こし関節包に広がる事で起こります。これは老化に伴い、筋肉や腱の柔軟性が失われスムーズに動かなくなる為と言われていますが、実際のところ原因ははっきりしていません。
症状
肩関節に痛みが生じ、腕を持ち上げるような動きが難しく、中でも腕を外側に回すような動作は特に痛みを生じます。
・髪を後ろに束ねるとき
・電車で吊り革をつかむとき
・洗濯物を干すとき
・頭を洗うとき
・エプロンの紐を結ぶとき
など、さまざまな生活の場面で痛みを生じます。
五十肩の痛みにも段階があり、痛みの強い「急性期」、痛みは落ち着いているが思うように動かせない「慢性期」、痛みが改善する「回復期」に分けられ、ほとんどの場合経過と共に痛みは改善していきます。
・急性期
感覚異常、疼痛、夜間時痛・安静時痛というように急性期は痛みの度合いが増えてきます。
・慢性期
夜間時痛・安静時痛は軽くなり、過度に動かした時に強いつっぱり感がある。また、急性期の痛みにより、動かさない状態が続くことで関節が硬くなり動かせる範囲が狭くなる。
・回復期
徐々に痛みが改善し、動かせる範囲も広くなる。
治療法
五十肩の治療法は運動療法をメインにリハビリを行います。ストレッチや振り子運動は肩関節の緊張をほぐし、痛みの緩和と、関節の可動域を広げる目的で行います。
また、温熱療法では患部の血行を良くすることで、治癒を促し痛みの緩和に期待できます。自宅で行う場合は入浴や蒸しタオル、温湿布などを使い温める方法があります。ただ、温湿布は人によって皮膚のかぶれを起こすことがある為、長時間同じ所に貼る事は避け、入浴後30分以上空けてから貼り直すことでかぶれを防ぎやすくすることができます。
四十肩・五十肩になると出やすい症状として「夜間時痛」があります。これが毎晩続く事によって寝不足になりがちで精神的にも肉体的にもかなり辛いものとなってきます。
私たちの体は上から見ると楕円形の様な形をしており、腕は肩関節〜肩甲骨へとつながっていきます。この肩甲骨は体の曲線に沿って少し角度が付いています。
その為、平らな床に仰向けで寝ると重力によって肩の位置が押し下げられ肩関節に負担がかかるのです。肩を痛めていない人であれば全く問題ないことですが、五十肩・四十肩の人にとっては収縮した筋肉が引き延ばされたり、ゆがんだ力が加わる事で大きな痛みの原因となってきます。
就寝時の対策として、肩が押し下げられないようにバスタオルや枕をつかい肩の高さを補って寝具の角度を調節してみましょう。また、肩関節は体の内側に向いている方が楽になるので、横向きに寝るのも対処法の一つです。横向きになるときは、肩が押し下げられないよう高さを保つための抱き枕や、丸めた毛布などを使用すると良いでしょう。
ちょっとした工夫で就寝時の肩関節にかかる負担を減らすことができ、「夜間時痛」の緩和と質の良い睡眠が取れる様になります。ご自身に合った寝具の調節を心がけてみましょう。
以上が肩関節周囲炎「五十肩・四十肩」のご紹介となりますが、これらの様なつらい症状の治療もげんきや鍼灸整骨院で行っております。患部への鍼灸治療・電療治療に加え手技・ストレッチを行うことにより、痛みの低減、肩関節の可動域を広げていきます。
まずは肩関節の痛み以外でもお身体の痛みがある時はお一人で悩むことはせず、是非げんきや鍼灸整骨院に治療にいらしてください。患者さまと御一緒に治療のお手伝いをさせていただきます!