こんにちは!
げんきやはりきゅう整骨院肴町の小野寺です。
最近は気温がひどく下がり、また雪も降って体調管理が大変な気候になってきましたね。
こんな時は温かいスープを飲んだりカイロを使ったりして体を暖め、免疫力を高めましょう!
さて、今回のブログのテーマは「耳鳴り」です。
日常の中で急に発生する耳鳴り。その仕組みと考えられる原因について紹介していきます。
1.耳鳴りの原因
耳鳴りが起こるのは、人間が音を聞く仕組みと密接に関係しています。
人間が音を聞くとき、まず音が耳の穴を通って鼓膜に伝わります。鼓膜が音によって振動し、その振動が耳小骨によって増幅され、さらに耳の奥に伝わっていきます。
そこには、蝸牛(かぎゅう)という音を電気信号に変える器官があり、届いた振動が電気信号に変えられ、脳に伝わることで音として認識される仕組みです。
耳鳴りを起こす患者さんのうち、9割以上に難聴があると言われています。耳鳴りの患者さんの多くは音を聞く仕組みに何かしら問題があるといえます。
問題がある部位は蝸牛のことが多く、人によって聞こえにくい音は違います。
加齢によって起こる難聴で多いのは、高音域が聞こえにくくなることです。
蝸牛の中には低音域、中音域、高音域などを担当している部位があり、その担当部位に異常があると電気信号に変える機能が弱くなり、脳が音を認識しづらくなります。
聞こえにくい音があると、脳は電気信号が少なくなったことを感知し、聞こえないことを補うために過度に反応し、電気信号を増幅させます。
この反応は音が鳴っていないときにも起こり、「音が鳴っている」と勘違いしてしまうのです。このように、耳鳴りは聞こえなくなった状態を補おうとする脳の反応なのです。
2.耳鳴りに伴う症状
内耳炎や外耳炎、メニエール病などの症状がある場合に耳鳴りが起きることもあります。
他には脳腫瘍や高血圧でも起きる事がありますが、その多くは原因不明と言われています。頻発したり、なかなか治まらない時は注意が必要です。
また、慢性的な耳鳴りの場合にも要注意です。
3.日常生活でできる事
耳鳴りは生活習慣の乱れでも起きやすくなると言われています。
例えば、夜更かしが続いて睡眠不足になっている時や、食事が偏り栄養バランスが崩れている時などです。
十分な睡眠、食事、適度な運動を行い、なるべく健康的な生活を心掛けると改善されやすいです。
しかし、短期間で改善するのは難しく根気強く対処していく必要があるので、無理に改善しようとして体にストレスをかけないようにしましょう。
4.耳鳴りへの鍼灸施術
耳鳴りが起こる患者さんの多くは内耳の血液循環が悪くなっている可能性が高い為、耳周囲のツボに鍼を刺し循環の改善させます。
他にも自律神経を整える事で症状が改善するとも言われています。
首の付け根付近に自律神経が豊富にあるので、そこに灸を用いて熱刺激を入れます。
そうすることで神経の働きが活発になり体のリズムを整え、自律神経を正しく機能させます。
・まとめ
耳鳴りは脳が音を聞こうとする反応であること。そして生活習慣から自律神経が乱れると起こりやすく、また内耳周辺の血液循環が悪くても起こりやすくなるということがわかりました。
そして、体内部の異変は生活習慣が原因の1つになることが多いです。
そのため、日頃から少しずつ食事の内容や睡眠時間を見直すようにしましょう。
げんきやはりきゅう整骨院でも鍼灸施術を行っております。手技でも頭や顔周りの循環を促すものもあるので、耳鳴りにお困りの方は気軽にご相談ください。
これからの寒さに負けず、元気に春を迎えられるように一緒に体づくりをしていきましょう!