こんにちは!
まだまだ寒い日が続いておりますがいかがお過ごしでしょうか?
家の中で過ごすことも多い季節に加え、在宅ワークなどで座っている時間も多いことと思われます。
今回はその様な生活の中で起こりうる坐骨神経痛についてお話ししていこうと思います。
坐骨神経痛とは、お尻から足につながる坐骨神経支配の部位に沿ってピリピリとした痛みや痺れの症状が起こるものであります。
坐骨神経は坐骨を通りお尻の梨状筋という筋肉の間を抜けて足へ向かう神経です。
体を思い通りに動かしたり、温度を感じたりする伝導路で主に3つの神経から構成されています。
・運動神経:脳からの指令で体の各部位を動かす神経。
・知覚神経:痛みや温度などの感覚を伝える神経。
・自律神経:意志とは無関係に内臓・血管などの機能を調節する神経。
これらの働きをしっかりとしてくれることで神経は、温度感覚や身体を自由に動かす指令を中枢から各部位へ正確に送っているのです。
坐骨神経痛を引き起こすものとして、①腰椎椎間板ヘルニア・②腰部脊柱管狭窄症・③梨状筋症候群などがあげられます。
①腰椎椎間板ヘルニア
20代に最も多いもので、椎間板がつぶれて飛び出すことで、腰椎の神経を圧迫し坐骨神経痛を起こします。
痛みの特徴としましては、前かがみになると痛みが出やすいことです。
あぐらや横坐り・中腰での動作・猫背といったものは腰への負担が大きく椎間板が飛び出しやすくなり痛みを発生させます。
②腰部脊柱管狭窄症
腰部脊柱管狭窄症は50代以上の中高年に多い疾患となります。
原因は加齢により脊柱管が狭くなり、そこから出る神経根や馬尾神経を圧迫して坐骨神経痛が引き起こされるものとなります。
痛みの特徴は体を後方に反らせると脊柱管が更に狭くなり神経を圧迫し、痛み・痺れが発生します。
例えば、高いところのものを取る様な背筋を伸ばす動作・腰をひねる動作などで痛みが出たり、痛みが強くなるのが特徴です。
逆に、前かがみになると脊柱管が広がる為、痛み・痺れが軽減されるのも特徴です。
③梨状筋症候群
梨状筋は長時間の座り仕事や移動で圧迫されることによって、疲れがたまり硬くなりやすい筋肉です。
硬くなってしまうと梨状筋の下の坐骨神経を圧迫してしまい、坐骨神経痛の症状が発生してしまいます。
この梨状筋症候群になりやすい方の多くは運動不足の方です。
症状も強く、長く続く方が多いです。
また、デスクワークや立ち仕事、長時間移動のあるお仕事の方は特に注意です。
予防として、ウォーキングやラジオ体操など、軽い運動でも効果的です。他には、長時間同じ姿勢でいないことも大切です。
同じ姿勢でいると、筋肉の同じ場所にストレスがかかる為そこの筋肉が硬くなってしまいます。ストレッチやこまめな休憩を挟み、筋肉が固まるのを防ぎましょう。
坐骨神経痛に対する施術
坐骨神経痛への施術として物理療法や温熱療法、マッサージ、低周波電気療法などがあります。
これらは主に血行を良くし痛みを和らげるのが目的です。
他には体操やストレッチをすることで、筋肉の緊張を和らげ血行を良くし、痛みを改善させる方法もあります。
徐々に運動の負荷を増やして行くことで、下肢に筋力がつき腰椎への負担が減ります。
装具療法:コルセットなどで腰椎を支え、安定させることで痛みを和らげる目的があります。腹圧を上げ腰椎を固定し、良い姿勢を保つ効果があるのですが、長期間使用すると筋力が低下してしまうおそれがあるので1ヶ月程度を目安に利用します。
今回ご紹介しました坐骨神経痛の治療も、げんきや鍼灸整骨院で行っております。お尻から足にかけて似た様な症状が思い当たるときは、お一人で悩まず是非げんきや鍼灸整骨院へお越し下さい!
電療・鍼灸施術・手技療法など行い、患者様と御一緒に痛みのない身体づくりのお手伝いをさせて頂きます!お待ちしております!