こんにちは!げんきや接骨院西白井駅前です。
今回は
「肩の痛み」
について書いていきたいと思います。
肩の痛みといっても疼痛部位によって、原因として考えられる筋肉や疾患名も変わってきます。
今回はその痛む場所、そして肩の主な疾患を紹介し少しでもお役に立てればと思います。 ではまず、肩の痛む場所によって主な原因として考えられる筋肉等を簡単に紹介致します。
肩上方の痛み…棘上筋・棘下筋・肩峰滑液包・肩甲上神経
肩前上方の痛み…肩甲下筋・関節唇・上腕二頭筋長頭腱・腱板疎部
肩外側の痛み…三角筋・腋窩神経
肩後方の痛み…上腕三頭筋・広背筋
次に肩の主な疾患をご紹介します。
石灰性腱炎
- 腱板の変性や繊維軟骨化生が生じ石灰(カルシウム)が沈着することにより急性炎症を引き起こすもの
- この沈着した石灰を白血球が貪食・吸収されることにより炎症が引き起こされます。
- 症状として夜間痛・肩上方の痛みがみられます。
腱板断裂
- 腱板の変性や外傷による断裂により、疼痛と断裂した筋の筋力低下を生じる疾患です。
- 五十肩とは異なり、肩関節の可動域制限は比較的軽度です。
- 症状として、夜間痛・運動時痛・安静時痛・脱力がみられます。
肩峰下インピンジメント
- 肩を上げる際に肩峰が上腕骨の大結節と衝突(インピンジメント)し、肩の疼痛や引っ掛かり感を生じる疾患。
- 主な原因の疾患として上記の腱板断裂や石灰性腱炎などがあります。
- 症状は肩の疼痛・引っ掛かり感です。
四十肩・五十肩
- 明らかな原因がなく肩の疼痛と可動域制限が生じる疾患。四十~五十代に多くみられる疾患の為、この名前がついています。肩関節周囲炎とも呼ばれます。
- 急性期・慢性期・回復期の3つの病期があり、個人差はありますが各病期は4カ月程度、全体で1年程の経過で治癒することが多い。
- 最終的に治癒することがほとんどだが、治療が早期であるほど回復までの期間も短くなる傾向があります。
- 症状は運動時痛・安静時痛・夜間痛・肩関節の可動域制限・肩前方を中心とした圧痛がみられます。
このように肩の痛む場所や動かし方によって、原因となる筋肉や疾患も変わってきます。痛みが出ている時は無理をせず、安静にし、痛みが落ち着いてから肩を動かしていくことがおすすめです。
参考書:病気がみえるvol.11
運動機能障害の「なぜ?」がわかる評価戦略
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