股関節痛

股関節痛

こんにちは。
げんきや接骨院西白井駅前です。

11月は股関節痛について書いていきたいと思います。

股関節痛を起こすものにもいろいろありますが、今回は変形性股関節について書いていきたいと思います。

変形性股関節症

変形性股関節症は、股関節に発生する変形性関節症であり、関節軟骨の変性・摩耗による関節の破壊や反応性の骨増殖を生じる結果、股関節に変形をきたす非炎症性疾患である。
日本では、寛骨臼形成不全症や股関節脱臼骨折など何らかの原因疾患に続発して発症する二次性股関節症が多いです。

近年、大腿骨寛骨臼インピンジメントという病態が知られる用になり、従来、一次性股関節症と考えられていた股関節症の中にこの疾患に続発した二次性股関節症が存在することになると、原疾患が全くない一次性股関節の頻度はさらに低くなることが考えられる。
変形性股関節症診療ガイドラインによると、単純X線診断によるわが国の有病率は1.0~4.3%で男性は0~2.0%、女性は2.0~7.5%と女性で高い。一方、疫学調査によるわが国の有病率は1.0~2.4%であり欧米より低く、中国と同程度かやや高い。

a. 疼痛
関節痛が主体となる。病初期は初動時痛や長距離歩行後のだるさなどを訴えるが、病期が進行すると疼痛は持続し、安静時痛や夜間痛も訴えるようになる。殿部痛や大腿部痛、膝痛を訴えることもあるため、腰椎由来の疼痛との鑑別は重要である。
b. 可動域制限
病初期には明らかでないこともあるが、病期が進行すると内旋、外転、屈曲、伸展制限が出現し、進行する。強直に至ることは稀である。一見して明確ではない屈曲拘縮を検出する方法としてThomasテストが用いられる。
c. 跛行
Trendelenburg歩行、疼痛回避歩行、墜下性歩行など種々のタイプの跛行が認められる。
d. 脚短縮
病期が進行すると認められる。脚長差を計測することが重要である。
e. その他
患側股関節周囲筋の筋委縮や筋力低下が認められる。
また、股関節に開排位を強制すると疼痛が誘発されるPatrickテストが陽性となる。

治療方針を立てるときに考慮すべき項目
a. 年齢
寛骨臼形成不全を有する症例は関節症が徐々に進行し、ある時期に急速に増悪するといわれていることから、定期的に経過観察し、症状の改善が得られない場合若年者では早期に寛骨臼形成術(棚形成術)や寛骨臼回転骨切り術など何らかの予防的手術をする必要がある。一方、若年者の末期股関節症には関節固定術や各種骨切り術が行われる。しかし、これらの手術で改善の見込みのない例には人工股関節置換術も行われる。
b. 性別
亜脱臼性関節症は女性に多いことから、結婚、妊娠、育児の問題を考慮する必要がある。
c. 両側罹患例
手術は通常症状の強い側から行う。しかし、一方の股関節が先に発症し、それらをかばっているうちに他側の症状が悪化している場合は、先に発症した股関節の症状が隠されていることがあるので注意を要する。両側同時人工股関節置換術を行う施設もある。
d. 他関節の問題
股関節の手術にあたっては、他関節(他側の股関節、膝関節、腰椎など)の状態を十分考慮する必要がある。大腿骨の外反・内反骨切り術では術後の加重線が移動し膝の関節症を増悪させることがあるし、関節固定術では、腰痛、他側の股関節痛、膝関節痛が増強することがあり注意を要する。関節可動域の悪い股関節(屈曲60度以下、内・外転15度以下)に対しては、大腿骨骨切り術の適応が制限される。

※参照 標準整形外科第14版

 

 

 

 

 

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