こんにちは! げんきや接骨院 西白井駅前です。
今回は
「変形性股関節症」
についてご紹介していきたいと思います。
- まず「変形性股関節症」とはなにか?
関節軟骨の退行変性をきっかけに股関節の関節破壊・変形をきたす疾患
変形性膝関節症は、原因が明らかではない一次性と、何らかの疾患・病態に続発する二次性に分けられます。
一次性…..重いものをよく持ったり取り扱う作業が多い生活、肥満、加齢などが関連する
二次性…..※1寛骨臼形成不全、※2発育性股関節形成不全、外傷(脱臼・骨折)など
日本では二次性による変形性膝関節症が大半を占めるといわれています。
※1寛骨臼形成不全….寛骨臼(大腿骨頭を包み込む部分)の形成が不十分で骨頭を十分に包み込めていない不完全な形の状態。 そのため股関節に負荷がかかりやすくなり、軟骨が摩耗していき痛みがでやすくなります。
※2発育性股関節形成不全….先天性股関節脱臼ともいわれます。新生児の股関節が脱臼(離れている)状態。
- 変形性膝関節症の症状
初期症状では、運動開始時や荷重痛が特徴的です。
症状が進行すると痛みは持続的になっていき、安静時痛や夜間痛をきたすこともあります。
股関節の可動域が制限され、日常生活動作(足の爪切り、靴下を履く動作など下肢を上半身に寄せる動き)が難しくなってきます。
股関節の変形により下肢の長さが変わる・疼痛や臀部の筋力低下などでスムーズな歩行が難しくなる状態(トレンデレンブルグ歩行・疼痛回避歩行)もみられるようになります。
- 変形性膝関節症になった場合にはどうすればよいか?
基本的には疼痛を軽減し、進行を予防する目的で保存療法が選択されることが多いかと思われます。
日常生活指導….股関節にかかる負荷を軽減する為に
例:減量・負荷のかかる動作(正座、あぐら、長時間の立位など)をしないようにする・歩行補助具(杖、歩行器)など
運動療法….股関節周囲の筋力を鍛え、関節の安定性を改善する目的
例:筋力トレーニング(主に臀部の筋力up)・水中歩行など
過度にやりすぎてしまうと炎症を起こしてしまう可能性もあるので、回数の設定など負荷がかかりすぎないよう行うのが大事になってきます。
装具療法….股関節の動きを制限・固定することで疼痛の軽減を図る
股装具・足底装具など
薬物療法….疼痛に対する療法
鎮痛薬・関節内注射など
症状が進行して疼痛が強かったり、歩行が難しくなってきた場合には手術療法も選択肢としてあります。
まずは痛みが出たら個人の判断ではなく、病院にて診てもらい原因を明確にすることが大事になってきます。早期の治療で症状の改善の期待も高くなりますので、痛みを我慢せずお過ごしください!
患者様の症状に真摯に向き合ってまいりますので、お体の不調等でお悩みがありましたらお問い合わせください!
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