坐骨神経痛って何からくるの?

坐骨神経痛って何からくるの?

皆さんこんにちは!

年も明けてもう半ばに差し掛かっていますね!

暦では大寒と、テレビの天気予報でも-10℃を下回る日が多く

しっかりと寒さ対策をしておかないと凍り付いてしまいそうです(>_<)

 

 

 

昨年から思い出したかのように雪も積もり、雪かきの回数が増えて腰などは傷めてはいませんか?

踏ん張って作業をした後に、

「なんかお尻のあたりが痛いな~?」「ふくらはぎくらいまでなんか痺れるな~?」

と感じる方。

それ以外にも、座ってる時間が長く同じような症状が出るような方。

 

その症状、もしかしたら『坐骨神経痛』かもしれません。

 

今回は坐骨神経痛についてお話をしていきたいと思います。

 

 

 

『坐骨神経痛』とは

まず、坐骨神経痛とは、腰から足にかけて伸びる坐骨神経が圧迫・刺激されて起こる痛みや痺れの症状がみられます。

普段の生活では、腰を動かしたり身体を屈めて靴下を履こうとする、立っているのが続くと痛みや痺れが増加したりします。

腰痛に続いて発症し、お尻・太ももの後ろ・すね・足先に痛みや痺れがみられます。

 

 

 

『坐骨神経痛の原因』

坐骨神経痛が発生する原因のとして一例をあげていきます。

主に発生がみられやすいのが

『腰椎椎間板ヘルニア』

『腰部脊柱管狭窄症』

『腰椎すべり症』

『梨状筋症候群』

が考えられます。

 

上記の症状についての説明をさせて頂きます。

 

腰椎椎間板ヘルニア:20代の若い方に多い

脊髄が飛び出して神経が圧迫されて起こる。

猫背やあぐらで前屈みになり腹圧が上がると腰痛、

痺れなどが上がる。

 

 

腰部脊柱管狭窄症:50代以上の方に多い

高い所の物を取る、腰を捻る、

背筋を伸ばすなどの動作で痛みが上がる。

☆間欠性跛行(代表的な症状)

→歩いていると痛みや痺れが強くなり、休憩をしないと歩けない

緩和姿勢:体を丸くして腰椎の間隔を広げて血流量が上がるよ

うにする。

 

腰椎すべり症:腰椎が正常な位置からずれた状態

脊柱管が狭くなるので、その中を通る神経が圧迫されて痛みや痺れが

上がる。

腰椎すべり症は、加齢などにより自然に起こってしまうものと、

運動などにより使いすぎが起因となり発生すものがあります。

 

腰椎変性すべり症→加齢により椎間関節が変性して不安定になる

ことで正常な位置からずれる。

          ☆脊柱管狭窄症を伴うことが多い

 

腰椎分離すべり症→脊椎の細い部分が疲労骨折をして治らないまま

分離をしてそのままずれたもの。

運動など繰り返しの使い過ぎにより起こることが

ある。

腰を反らすと痛みや痺れが出る。

 

梨状筋症候群:お尻にある梨状筋が硬くなり、間を通る坐骨神経が圧迫されて起こる。

長時間の運転で圧迫されて起こる。

スポーツをしていて起こる。

 

 

 

この他にも、筋肉が衰えも原因になります。

人は20代を過ぎると筋肉の量が減っていきます。

下肢は体の中で筋肉が多い分減少する量もまた多くなります。

その中でもお尻の筋肉が衰えると、坐骨神経の保護や

神経に対して栄養を送る血管の保護、神経を冷えから守り

血流を維持することが出来なくなります。

 

普段の生活の中でも対策ができるので、予防法についてお話していきます。

 

 

『腰の負担を和らげる為の予防法』

 

脊柱管狭窄症の人:腰が反ると痛みが強くなるので

・重いものを持つときは腰を曲げて持つのではなく

しゃがんでから持ち上げる

・寝るときは膝が少し曲がるようにクッションなどを

入れて調整して腰が反るのを減らす

 

腰椎椎間板ヘルニアの人:前屈みは椎間板に圧が掛かるので

・沈むような柔らかいソファーやベッドは避ける

・顔を洗う時に軽く膝を曲げて腰が丸くなる姿勢は避ける

・物を拾う時は腰を落として拾う

 

 

☆血行を悪くしないために:・タバコを吸わない

血管の収縮を進めて栄養供給を阻害するため

→ヘルニアの変形、筋肉の緊張を促してしまうため

梨状筋症候群に繋がるリスクが上がる

 

☆姿勢を悪くしないために:・靴は正しいものを選ぶ

→腰が反るようなヒールや不安定なものを避ける

歩きやすい=腰の負担が減る

 

・物はバランスを考えて持つ

→左右で重さが違うと筋肉の緊張バランスが崩れる

 

 

 

『症状別ストレッチ』

ここでいくつかの症状に合わせてストレッチをご紹介します。

腰椎椎間板ヘルニア→・仰向けになり、両ひざを立てる

・両ひざを左に倒し10秒キープする

・元の位置戻して同様に10回行う

・右も同じことを行う

 

脊柱管狭窄症→・仰向けになり、両ひざを抱えて胸に近づける

・そのまま5秒キープする

・元に戻して10回行う

 

梨状筋症候群→・イスに座って右足を左足の太ももにあぐらをするように乗せる

・息を吐きながらゆっくり10秒かけて前に体を倒す

・戻して逆も行う

 

 

 

『最後に』

今まで上げてきた坐骨神経痛に関連する症状でしたが、血流量の低下や、姿勢不良など、日常の生活の中で関連てくるものが多く挙げられていました。

 

日常の中でできるストレッチや、身体を冷やさないといった簡単なところでセルフケアを行い、接骨院・鍼灸院にいらした際には患部の筋肉の緊張を手技を使って緩めたり、鍼やお灸、特殊電療などで患部に直接アプローチをかけて症状の緩和・改善を進めていくことが可能だと考えられます。

 

今回の中で上げた腰椎すべり症や、この中で上げなかった内臓性による坐骨神経痛に関しては、変形や変性、内部疾患が関係いたしますので接骨院では痛みの緩和がメインになることが考えられますので、ご了承いただければと思います。

 

 

坐骨神経痛以外にもお困りの症状、気になる症状がございましたら是非当院にご連絡ください!

 

筋肉の痛み、スポーツでの怪我、捻挫、肉離れなどを施術することが可能です!

 

 

まだスポーツを本格的に始める前の身体の準備にも、傷める前に体の硬さや気になるところをそのままにしないで、是非調整して痛みのない生活を迎えましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[ 2022年1月19日 ]

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