首の痛み

 

 

今回は首の痛みについて話そうと思います。

首は常に頭の重さを支え上下左右に動かしたり、回転させたりと、複雑な動きをしているため日頃から大きな負担がかかります。加齢によって筋力が低下したり、運動不足で首をあまり動かさないでいると首に痛みが起こります。首の痛みの多くはこうしたタイプが多く、日常生活の習慣を改善したり、首の筋肉を鍛えることなどでよくなることが多いです。

首は頸椎という骨が7個連なっていできています。頸椎の間には椎間板というクッションがありますが、加齢にとって頸椎そのものが老化して、頸椎がすり減ったり、クッションとなっている椎間板に変形が生じると、しびれや慢性的な痛みが起こるようになります。

脊椎の中央には、脊髄が通り、脊髄から枝分かれした神経が肩や腕につながっています。そのため頸椎が変形すると、首の痛みだけでなく肩の痛みや手のしびれを起こすこともあります。

〇筋肉や骨、神経が原因の痛み〇

首を支える筋肉や骨の異常や神経の圧迫などによる痛みは、首の痛みの中でも比較的頻度の高いものです。手のしびれなどの症状を伴うこともあります。原因としては、加齢、首を激しく振る動作、首を前に倒してものを見る姿勢、長時間のパソコン操作、寝る姿勢や枕が合わないなどが原因になっていることが多くあります。

〇日常生活が原因の首の痛み〇

パソコンやスマートフォンの長時間の利用などが原因となることが多いです。パソコン作業をしている人の多くが、背中を丸め、顔を少し前に突き出すような姿勢をしています。この姿勢は、頸椎には不自然な状態です。顎を突き出すと、首が後ろに反り、頸椎や首の筋肉のを緊張させます。長時間続けていると、首や肩の血流が悪くなり、疲労物質が蓄積し、肩こりや痛みを引き起こします。パソコン作業だけではなく、一般的なデスクワークや、テレビを見ているときなども、同様で注意が必要です。デスクワークをされている方は長時間同じ姿勢を続けてると首の筋肉に大きな負担となるので30分に一度は席を立ち軽く身体を動かすようにしましょう。

またほかの原因としては、運動不足や寝具の不適などもあり、、寝具では特に枕の影響が大きく、高さや硬さなどが首のカーブに合わないと筋肉に負担がかかり、痛みが引き起こされます。

〇脳や血管が原因の痛み〇

脳の中での出血や感染症、血管の壁が避けるといった状態によっても、首に痛みを感じることがあります。

〇甲状腺が原因の痛み〇

首前面の、喉ぼとけの下あたりに甲状腺という臓器がありますが、感染症などにより急激な強い炎症を起こすと痛みが起こることがあります。

〇皮膚やリンパ節が原因の痛み〇

皮膚にできものや湿疹があっても首の痛みを感じる場合があります。帯状疱疹などは強い痛みを感じることがある皮膚の病気では代表的なものです。

〇精神的なストレスやこころの病気が原因の痛み〇

精神的な不調から首に痛みが起こることもあります。このように別のところの問題から起きている痛みは原因となっている病気を見つけてその治療を行うことが必要です。

 

 

気になる首の障害

首の痛みのほかに、手足のしびれなどがある場合には、ちょっと注意が必要です。頸椎に次のような障害が起こっている可能性があります。

①頚椎症

加齢などによって椎間板の柔軟性が低下すると、骨と骨の間のクッションが弱くなり、頸椎そのものに強い力がかかって変形を起こしやすくなります。その結果頸椎から腕へのびる神経が圧迫され、手指のしびれなどの症状があらわれます。

②頸椎椎間板ヘルニア

椎間板にはゼリー状の物質が詰まっていて、クッションの役割をしていますが、加齢などによって頸椎の椎間板事態が変形した場合に神経や脊髄を圧迫すると頚椎症と同じような症状が出ます。

③脊柱靭帯骨化症

背骨(脊柱)の骨同士をつなぐ靭帯が厚くなり、骨化していく原因不明の病気です。骨化によって脊髄が圧迫されると首の痛みや手足のしびれなどの症状が出ます。

 

 

 

 

 

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