2024年になりましたね。
今年の冬は暖冬らしいですね。
さて今回は頭痛についてお話しようと思います。
頭痛には片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛といった様々な種類があります。それぞれについて解説していきます。
◎片頭痛◎
片頭痛はこめかみから目の辺りがズキズキと脈打つようなリズムで痛むのが特徴です。吐き気や嘔吐を伴い、光や音、気圧、温度の変化に対して敏感になることも多いです。
〇原因〇
原因は明らかにされてませんが、完全主義、努力家、神経質な性格の人がなりやすと言われています。体質的にストレスや過労の他、特定の食べ物や薬などが刺激となる場合もあります。
〇症状〇
片頭痛の症状は発作的にひどい頭痛が現れて数時間から2～3日持続します。
〇対処〇
規則正しい生活を心掛けましょう。
趣味やスポーツなど打ち込めることを見つけストレス解消を心掛けましょう!!!
頭痛がおきてしまったら部屋を暗くして、寝たり、痛む部分をアイスパックや氷で冷やしましょう。
◎緊張型頭痛◎
頭痛で最も多いのが緊張型頭痛です。緊張型頭痛は、側頭筋や後頚筋群、僧帽筋などの頭から首、背中にかけての筋肉のコリや張りによって、痛みを感じる神経が刺激されることで痛みが起こると考えられています。またその名の通り精神的な緊張やストレスと関連が深いです。
〇原因〇
緊張型頭痛の発症メカニズムは明確に解明されていませんが、慢性的なストレスが強い人、肩や首などの筋肉の血行が悪化している人が発症しやすく、これらの要因が作用して痛みの感じ方が強くなっていると考えられています。また、睡眠不足や目の疲れ、顎関節症、うつ病なども緊張型頭痛の引き金になることがあるとされています。
特に、長時間にわたって首や肩に負担がかかる不自然な姿勢を続けることが要因になることも多く、うつむきがちな姿勢となりやすいデスクワークや長時間のドライブなどのほか、高さの合わない枕の使用などが緊張型頭痛を引き起こす原因となることがあります。
〇症状〇
緊張型頭痛は、両側で痛みを感じることが多く。圧迫感やしめつけるように現れます。この頭痛は動いても症状が悪化することは少ないです。持続時間には個人差があり、30分程度で収まることもあれば、1週間程度続くこともあります。
〇予防〇
できるだけストレスがたまりにくい生活を心掛けることが大切です。社会生活を送るうえで精神的ストレスを完全に排除することは困難ですが、余暇の時間を持つなど適度にストレスを発散・解消できるような習慣を身に付けましょう。
また、身体的なストレスを防ぐには、長時間同じ姿勢を取らないようにすることやストレッチなどをおこなうことが有効です。スマートフォンやパソコンの長時間使用は避けましょう。
◎群発頭痛◎
群発頭痛とは、脳卒中など頭痛を引き起こす病気などがないにもかかわらず慢性的な頭痛を繰り返します。20～40歳代に多く、男性に多いことも特徴の一つです。症状は1～2か月間ほど毎日のように起こります。
〇原因〇
群発頭痛の明確な発症メカニズムはわかっていないのが現状です。
しかし、群発頭痛は男性のほうが女性よりはるかに発症しやすいことから、男性ホルモンの過剰分泌が関与している説や、睡眠中など決まった時間に起きやすいため体内時計の乱れが関与している説などが挙げられています。
発生機序として脳の視床下部が関係して起こると考えられています。何らかの原因によって視床下部が刺激を受けると、頭部に分布する三叉神経が痛みを感じます。そのために、三叉神経がつながっている目の奥のあたりに激痛が起こります。
〇症状〇
群発頭痛は夜間や睡眠中に起こることが多く、発作は1～2時間ほど続きます。突然目をえぐられるような激しい痛みと前頭部から側頭部にかけて締め付けられるような痛みに襲われます。
また、頭痛が起きているときには、頭痛だけではなく目の充血や涙、鼻づまりや鼻水、瞼の下垂、顔面の発汗など様々な症状を伴ないます。さらに、発作時は落ち着きのない興奮した様子になるもの群発頭痛の特徴です。
群発頭痛が疑われる場合は、神経内科や脳神経外科を受診してください。群発頭痛に典型的でない症状があるときは、くも膜下出血や髄膜炎、脳腫瘍など重大な脳の病気が原因で起こっている可能性もあるので、注意が必要です。
