膝の痛み

9月になりましたが、まだまだ暑いですね~

さて今月は膝の痛みについてお話をしようとおもいます。

 

自分の足で元気よく歩くことは、健康寿命の延伸に重要ですが、加齢とともに膝に痛みを抱え、思うように歩くことが難しくなってきている方も多いのではないでしょうか。膝の痛みには様々な原因が考えられ、個人差もあります。ウォーキング・ストレッチなどの運動を試し、予防・解消対策のポイントをきちんと理解・実践して、膝の痛みに備えましょう。

高齢者の場合、膝痛の原因でよくみられるのは「変形性膝関節症」です。加齢により関節軟骨や半月板が摩耗することで発症します。特に女性に起こることが多く、大半がO脚状の変形を伴い、症状が進むにつれて内側の関節面の軟骨が擦り減っていきます。関節軟骨が擦り減ると、関節の空間を裏打ちする滑膜の細胞を刺激して炎症を起こします。その結果、膝が腫れたり、熱をもったりするように。膝が腫れるのは、刺激を受けた滑膜から関節液が過剰に分泌されて膝にたまるためです。これが「膝に水がたまった」状態です。こうして関節炎が引き起こされ痛みが出ます。

また、関節の炎症はおさまったのに、痛みが持続することがあります。これは関節の中ではなく、関節周囲の関節包や腱、筋に起こる痛みです。関節の炎症がおさまった後、関節包は以前より硬くなります。関節包は膝の動きに連動して伸び縮みしていますが、いったん硬くなってしまうと、膝の動きに対応できなくなります。その結果、関節の動きが悪くなり、スムーズに歩くことができなくなるばかりか、関節包が無理に引っ張られて膝が痛むようになります。

膝の曲げ伸ばしがつらくなると痛みを避けるために膝をかばって行動するようになります。そうしているうちに膝周囲の筋肉や腱が縮んで硬くなり、膝関節に新たな痛みが現れます。

また別の原因としては、膝周りの筋肉の衰えがあげられます。この筋肉には、膝の関節・腱・骨を支えて、膝の動きを安定させる大切な役割があります。加齢に伴い、関節周囲の筋肉が減少したり柔軟性が低下して硬くなることで、膝の痛みにつながります。

 

●変形性膝関節症の予防●

・太り過ぎないようにすること

・急に長く歩きすぎないようにすること

・布団をベッドに変えたり、トイレを洋式にしたりするなど生活環境の見直し

●変形性膝関節症の対策●

医療機関での検査で膝の軟骨が減っていると診断された方でも、膝周りの筋肉をほぐすと痛みが楽になるケースが多く見られます。

一方で、若い方でも、日常生活で膝周りの筋肉に緊張をかけ続けていると、膝に痛みが出ます。

このような変形性膝関節症の場合、太腿の筋肉を強化することが重要です。太腿の筋力がつくと、膝の動きを制御できるようになり、関節軟骨が傷つくのを防げるようになります。無理のしすぎはいけませんが、鍛えていくことで痛みの緩和につながります。

関節軟骨は、スポンジのような弾力性に富んだ組織であるため、運動で膝関節を曲げ伸ばしすると、軟骨の中に栄養分を含んだ関節液が吸い込まれるとともに、老廃物が排出されます。運動によって関節液の循環をよくし、関節軟骨の新陳代謝を活発にして、膝の痛みを改善できるのです。

そのためには、①膝への負担を減らすために体重を支えている大腿四頭筋を鍛えて強化します。②ウォーキングなどを習慣にして、膝の痛みの出ない範囲で膝を使いながら筋力をつけます。③膝がまっすぐ伸びないと、立っているときに膝が不安定となり、膝の関節軟骨にかかる負担が大きくなるのでストレッチをして伸ばしましょう。

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