11月になり寒くなってきましたね。
今回は多くの人が悩まされている腰痛についてお話ししようと思います。
実は整骨院を受診される患者さんのお悩みで、一番多いものが腰痛です。
腰痛は冬に起こりやすいというイメージを持たれている方が多いですが、年間を通して腰痛の患者さんがいらっしゃるのが実情です。
〇腰痛の原因(日常生活)〇
・長時間同じ姿勢でパソコン作業などのデスクワーク
・長距離運転
・前かがみでの作業
・激しい運動や運動のやりすぎ
・中腰の姿勢で重い物を持ち上げたり、運んだりしたとき
・妊娠中(身体を反らせて歩くことが多い)、育児中(子供を抱っこしていることが多い)
上記のような場合に腰に負担がかかっています。
〇腰痛の原因(筋肉・骨・椎間板・内蔵)〇
(1)筋肉
・筋肉のつっぱり、炎症によって起こる。重い物を持った時、身体を捻った時などに起こる。
・加齢により腰を支える筋肉が衰え、身体を支えきれなくなる。
・長年続いた悪い姿勢
(2)骨
・骨が出来上がっていない成長期、スポーツのやりすぎ(腰椎分離症)
・加齢により骨がもろくなる(骨粗しょう症)
・尻餅などがきっかけで起きる腰痛(圧迫骨折)
(3)椎間板
・骨と骨の間にあるクッションの役目をしている椎間板が飛び出し神経を圧迫
(4)内蔵
・尿路結石、腎臓や膵臓の炎症、婦人科の病気(子宮・卵巣)、腫瘍など、内臓疾患が原因で腰痛が起こることもあります。
(5)心因性
・いろいろ検査しても原因となる異常がみつからない場合、強い精神的なストレスが原因で腰痛が発症することがあります。痛む部位や度合いが日ごとに変わり、不安が大きくなると痛みが増すのが特徴です。心療内科や精神科の受診が必要になることもあります。
〇痛み方と原因〇
・動くと痛む
安静にしていたりすると痛みはないが、動くと痛む場合はぎっくり腰、椎間板ヘルニアなどが考えられます。
・動かなくても痛む
安静にしていても痛む場合は腎臓や尿管の結石、急性膵炎、腹部大動脈瘤などの病気が考えられます。
・関連痛
血管閉塞症、潰瘍、子宮筋腫などが考えられます。
〇腰痛予防〇
長年続いた悪い姿勢や不自然で無理のある動作により慢性的な腰の痛みが起きている場合があります。同じ姿勢のままでいると、腰に負担がかかるのでストレッチをしましょう。
腰を支える筋肉の衰えにより腰に痛みがおきる場合があります。適度な運動で腹筋や背筋を鍛えましょう。
体重の増加により腰に負担がかかり腰の痛みが起きる場合があります。ダイエットしましょう。
夏場のクーラーによる冷え過ぎで腰痛が起こる場合があります。腰を温めましょう。
柔らかすぎる寝具も腰に負担がかかり腰痛の原因となる場合があります。身体に合った寝具にしましょう。
高すぎるヒールも腰に負担がかかり腰痛の原因となる場合があります。自分に合わない靴は履かないようにしましょう。
〇腰痛の治療〇
腰痛の治療は姿勢や生活環境などを改善しながら、痛みをやわらげる治療をするのが基本です。当院では患者さん一人ひとりの生活のくせを把握し原因を見つけ出しアプローチしていきます。
筋肉が原因の腰痛には筋肉を緩める手技療法が有効です。
また骨盤からくる腰痛には矯正治療が支持を得ています。
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