こんにちは!
げんきや接骨院南大沢です😄
今回は足底腱膜炎についてお話していきます!
まずそもそも足底腱膜とは何かといいますと、かかとの骨から足の指の付け根にかけて、強靱な繊維状の組織である腱が膜のように広がっています。これが足底腱膜です。
主な役割としては、足の甲の骨を支える、歩行・ランニングにおいて、地面と足部の衝撃を和らげるクッションとしての役割があります。
【症状】
足底腱膜炎は、足のアーチ構造を支える足底腱膜が炎症を起こし、小さな断裂を繰り返している状態です。かかとや足底が地面に着地した際に、足底腱膜が伸ばされて痛みを感じます。また、ウインドラス機構がうまく機能しなくなるため、足を蹴り出すエネルギーが足りなくなります。
症状としては
・歩くと、踵やその周辺が痛い
・足の裏を押すと痛い
・足の裏が、つっぱている感じがある
・夕方になると痛みが強くなる
・運動後、痛みが出る。運動翌日が痛い。
・朝痛いが、動いていると徐々に軽減してくる。
・階段・つま先立ちなどすると痛い。
・かかと側の足底腱膜付着部を押すと痛い。
上記のような症状があります
一般的には「朝起きての最初の一歩が痛い」「急に歩き出すと痛い」という主訴の方が多いです。
歩行は日常生活において必ず行う動作です。
一度発症すると、日常生活において歩行を辞めることは出来ないため、患部への負担軽減させることが難しくなかなか治りにくい場合もあります。
ごく一部ではありますが、症状が進行し、なかなか治らない場合は半年〜1年以上症状が続いている人もおり、
保存療法を行ってもなかなか治らない場合は「難治性足底腱膜炎」と診断されることもあります。
【原因】
ランニングやジャンプ動作などで、荷重による衝撃(圧迫力)と強く引っ張られる力(牽引力)の両方が繰り返されると、足底腱膜に大きな負荷が集中して、小さな断裂や炎症が起こりやすくなります。
足底腱膜炎を誘発する要因としては、スポーツによる使いすぎ(オーバーユース)をはじめ、長時間の歩行や立ち仕事、不適切なシューズの使用、硬い路面でのトレーニング、足の筋力不足や柔軟性の低下があげられます。
最近のジョギングやマラソンブームで患者は増えているとみられますが、スポーツをしない一般の人でも中高年には比較的多く生じ、足底の痛みのうち約1割が足底腱膜炎とするデータもあります。
その他に足の形の変形(扁平足や外反母趾)などが挙げられます。
とくに外反母趾(がいはんぼし)は、足底腱膜炎と同じく、足のアーチ構造の崩れによって生じます。縦アーチが崩れる足底腱膜炎に対して、外反母趾では横アーチが崩れてしまっている状態です。外反母趾で横アーチを保持できなくなると、だんだん縦アーチも低下して足底腱膜炎を併発する場合があります。
【なりやすい人】
・陸上競技やサッカー、バレーボール、バスケットボールなど、ランニングやジャンプなどの踏み込む動作が多いスポーツをしている人
・硬いグラウンドやアスファルトの上で練習をしている人
・長時間の立ち仕事をしている人
・ふくらはぎの筋肉やアキレス腱の柔軟性が低下している人
・足の筋力が落ちている人
・扁平足(足底のアーチがない)もしくは土踏まずが高すぎる(ハイアーチ)の人
・体重が増えた人、肥満の人
・クッション性の低い靴を使っている人
【予防】
- 練習量をコントロールする
過度のスポーツによるオーバーユースが原因の場合、練習量を少なく調整する必要があります。下腿アスファルトを避け土や芝生の上を走るなどの工夫も必要です。
監督やコーチと相談して、練習メニューを量よりも質に転換させることを意識しましょう。すでに炎症を起こしている場合は、休養をとることが最善策です。痛みが治まるまでは安静にしてください。
- 足の筋肉と柔軟性を高める
足の筋力や柔軟性が低下すると、足底腱膜に強い牽引力(引っ張られるストレス)がかかり、炎症を起こしやすくなります。足底やふくらはぎの筋肉のストレッチやトレーニングをとりいれ、筋力と柔軟性アップを目指しましょう。
- クッション性のあるシューズを選ぶ
かかとが薄すぎるシューズは、着地時の衝撃が足にダイレクトに伝わります。大切な足を守るため、衝撃を吸収するクッション性に優れたシューズを選びましょう。扁平足やハイアーチなど、アーチに変形がある人は、インソール(中敷き)の使用が効果的です。
- テーピングをする
足底のアーチ構造が崩れると、地面からの衝撃をうまく吸収できなくなるので、足底腱膜炎になりやすい傾向があります。テーピングでアーチを作ることで、クッション機能をサポートする効果が期待できます。
当院ではストレッチ、手技、テーピング等で対応することが多いです。
この症状でお悩みの方いましたら当院にご相談ください。