こんにちは!
げんきや接骨院南大沢です🍀
寒暖差が大きくなってきていますがお身体の調子はいかがでしょうか………?
早速ですが今回は『腱鞘炎』についてお話していきたいと思います。
・パソコンやスマホを使いすぎた時に親指の付け根が痛くなった📱
・指を動かすときに引っ掛かる感じがする
上記のような症状を体感したことがある方も多くいらっしゃると思います😥
まずはその原因となっている腱鞘というところについて軽く説明していきますね!
腱鞘は大きく二種類あります。
靭帯性腱鞘と滑膜性腱鞘です。
・靭帯性腱鞘…手を握る時に力を発揮する筋肉は主に前腕(肘(ひじ)から手首までの部分)にあります。その力を腱(筋肉の先にある紐みたいなもの)が伝えます。
指を曲げる屈筋腱が浮き上がらないように押さえているのが靭帯性腱鞘といわれるものです。
・滑膜性腱鞘…靭帯性腱鞘とはちがい腱の動きを滑らかにするという役割があります。
中が滑液という液体で満たされている袋状の組織であるため滑液包ともいわれています。
それでは本題である腱鞘炎についてお話していきます
先ずは靭帯性腱鞘に生じるものから
代表的なものでばね指(弾発指)と呼ばれるものがあります。
指の痛みやこわばりが特徴的で日常生活で手をよく使う人に多い疾患です。
≪症状≫
手のひら側の指の付け根を押すと痛い。腫れや熱を持ってる感じがある。
指の曲げ伸ばしが滑らかではなく途中で引っかかる感じがある。
朝起きた時に指にこわばりがあり、動かしにくい。
曲がった指を伸ばそうとするとカクンとはねる(ばね現象)
上記のようなものがあげられます。
ばね指はどの指でも発症する可能性がありますが、親指、中指に多く見られます。
更年期や妊娠出産期の女性に多く生じます。
また、糖尿病やリウマチ、透析を行ってる方にも多くみられます。
指を動かす際に腱鞘と腱の間で摩擦が生じます。
その動きを繰り返すことにより炎症がおこり腱鞘が肥厚したり、腱が肥大することによって通過障害を起しばね現象を引き起こします。
治療法としては、先ずは安静にすることが重要です。
患部の負担を減らすためにサポーターやテーピングなどで一時的な固定を行うことがあります。
痛みが強すぎる場合などは注射を行う症例もあります
症状の改善が見られない、再発を繰り返すといった場合には手術を行うこともあります。
次に滑膜性腱鞘に生じるものについて
代表的なものでドケルバン病というものがあります。
親指をよく使う方に多く手首の親指側が痛くなります。
《症状》
手首の親指側がいたい
親指を広げたり動かすたびに痛みがある
(物を掴む、タオルを絞る)
上記の症状がメインとして現れます。
長期間放置してしまうと、手に力が入らなくなってしまうことがあります(握力低下)
《原因》
〇手の使い過ぎ…デスクワークやゲームなどで手や指をよく使う人に多く見られます。
親指の使い過ぎで腱鞘の壁が分厚くなったり腱の表面に傷ついてそれがさらに刺激となって症状が強くなります。
スマホ操作で親指で良く操作する人にも発症することから【テキストサム損傷】という言葉で表現されることもあります。(サム:親指)
〇ホルモンバランス
妊娠出産期や更年期に発症する女性が多くいます。
二つのホルモンについてお話していきます
・プロゲステロン…出産後に増加します。このホルモンが増加すると腱鞘も縮み、腱とこすれやすくなるため、腱鞘炎を引き起こしやすくなります。
・エストロゲン…このホルモンは腱や腱鞘を柔らかく保つ働きがあります。
更年期になるとこのホルモンが減少してしまいます。
減少してくると腱や腱鞘が硬くなり、腱鞘炎を起しやすくなります。
出産後の女性に多くなるのは女性ホルモンの変化に加え、手を広げて赤ちゃんの頭部を支える動作自体が親指を広げる負担となることも関連していると考えられています。
治療法としてはまずを局部の安静が必要です!
なるべく親指を動かす動作を減らす事が重要となります。
どうしても動かさないといけないという方にはテーピングなどで処置を行うこともあります。
当院ではストレッチやテーピングの指導なども行っております🍀
手首の痛みがある方はもちろん、そのほかのことでもお身体のことでお困りのことがありましたらお気軽にご相談ください🤗