腰椎分離症

腰椎分離症

みなさんこんにちは🌸げんきや接骨院泉中央です!

 

梅雨明けして夏が始まりましたね🌞

各地で40度近くの気温になっているので水分はこまめに取り

熱中症対策をしましょう!!!

 

今回は、日本人が訴える痛みの中で最も多い症状の腰痛について触れていきたいと思いま

す。

その中でも有名な【腰椎分離症】という病気についてお話していきます。

 

 

 

腰椎分離症とは?

椎弓(ついきゅう)とよばれる腰椎の後方部分が分離した状態

成長期のスポーツ選手に多く、日本の一般成人では約6%(男性8%、女性4%)

に認められます。

 

好発年齢は?

10~15歳、特に13~14歳のジュニア期をピークに、男子の発症が圧倒的に

多くなっています。この年齢の方で2週間以上腰痛が続く場合は、腰椎分離症を念頭に

入れる必要があります。

 

症状は?

背中を反らす動作で腰痛を訴えることが多く、腰痛が2週間以上続く場合は腰椎分離症を

疑う必要があります。

 

好発種目は?

野球、バレーボール、バスケットボール、サッカー、柔道、ラグビー、

ウエイトリフティングなど、頻回に体幹の前後屈、回旋を行うスポーツに

多く見られます。

 

 

 

分離症は、発生した最初のうちは単なる疲労骨折なのですが、時間とともに病態が変化し

ていき、治療方法も大きく変わっていきます。そのため、治療にあたってはそれぞれの病

態に応じた治療法が必要です。早い段階で適切な治療を行うことができれば、完全に治す

可能性が高く、一方で分離が進行すると、完全な治療はだんだん難しくなっていく特徴を

持っています。

 

 

〈保存治療〉

発生初期の段階の分離症に対しては、骨癒合を目指した根治治療をおこないます。まずコ

ルセットを装着し、骨の癒合状況に応じて3ヶ月から12ヶ月間のスポーツ中止を指導し

ます。手や足の骨折に対してギプス固定をおこない安静にするのと全く同じです。きちん

と治療をおこなうことができれば、保存的な治療で完全な治癒が得られる確率が高まりま

す。さらには、柔軟性を高めるために、ジャックナイフストレッチ(図2)を、朝晩5回

ずつおこないます。

一方で、ひとたび完成してしまった偽関節の状態の分離症に対する治療は、コルセットを

装着して安静を保っていても、骨の癒合は望めません(くっつかない)。よって、痛みの

管理が治療の目的になります。分離部由来の腰痛に対しては、消炎鎮痛剤内服から始ま

り、症状が強い場合にはブロック注射を行います。保存治療で効果がない場合は、根治的

な手術を行います。

 

 

〈手術治療〉

早期のスポーツ復帰を希望される場合や、長期の安静が困難な場合、また分離の進行があ

り保存的に骨の癒合を得ることが難しい場合は、偽関節になっていない状態であれば、低

侵襲での分離部修復手術が可能です。低侵襲の手術では、腰に約1-2cmの切開を加え、筋

肉を温存したままネジを骨折部に1本入れて(左右両方の場合は計2本になります)、分

離部の固定をおこないます。傷が小さいため入院期間も短く(約3-7日間)、術後早期の

競技復帰が可能となります。

偽関節の手術の場合、筋肉の剥離操作を伴うため侵襲が大きくなります。また偽関節部の

骨の癒合を得るために、新しい骨を別の場所(多くは腸骨という骨)から採取し、偽関節

部に、骨の移植を行う必要があります。偽関節がさらに進行していくと、椎間板が傷んで

しまい、腰の骨がずれてくることがあります(腰椎分離すべり症)。すべり症を呈してい

る場合には、スクリューと椎体間ケージを用いた腰椎後方椎体間固定術を行うことがあり

ます。

このように分離症の治療は進行段階によって徐々に変わっていきます。しかし、早期に発

見して治療の軌道に乗せることができれば、しっかりと治すことができます。スポーツ中

に腰痛が続く場合には、整形外科を受診して、しっかりと診察を受けることをお勧めいた

します。

 

ここまでで当てはまることだったり、気になる事があれば一度ご来院ください。

 

 

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[ 2022年7月15日 ]

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