5月の下旬…入学・入社・人事異動など、新入社員にとってはすべてが新しいことばかりで目まぐるしい毎日で身体が疲れ切ってのことでしょう。この時期によく起こりやすい症状で有名な「５月病」なんとなく体調が悪い、やる気が出ないなど、症状が様々ですがとりあえず、ストレスを溜めない事が非常に大切です。
今回はこれとは別の事で、使い過ぎで起きやすい腱鞘炎(けんしょうえん)についてお話しして行きたいと思います。
腱鞘炎(けんしょうえん)は手の使い過ぎにより指や手首の関節に痛みが生じる疾患です。手の腱のうち、指を曲げる方向に働くのが屈筋腱、伸ばす方向に働くのが伸筋腱です。腱は腱鞘というトンネルの中を滑走します。手を使い過ぎると、腱と腱鞘の間で摩擦が起こり、腫れます。安静にして手を使わなければ腫れはひきますが、使い続けると腫れがひかず、痛みを伴います。また、腱がひっかかって、縮んだばねのように指が開かなくなる現象が起きます。そのため、「ばね指」とも呼ばれます。
いかに手首や指の使用頻度を抑えるかが重要だという事です。
腱鞘炎は先ほども言った通り使い過ぎによるものが非常に多いので、デスクワークでパソコンを使われる方、現代社会で欠かせない携帯を常に操作されている方は注意が必要です。
あと腱鞘炎は筋肉量や女性ホルモンの関係で女性に多いのも特徴と一つです。
腱鞘炎の対策としては、とにかく安静にする事が治療法です。しかし、仕事上避けられない動きと言うものもあるので、日常動作で手を使わずにいる事はほぼ不可能と言っていいでしょう。そうゆう場合はサポーター、テーピングを用い、患部にかかる負担を軽減させる。
痛みがある部分が腫れていたり、熱を持っていたりしている場合は、氷などでアイシングを行います。
アイシングは20分程度を目安として行い、休憩します。2時間ほど経過しても熱が残っている場合は、再度アイシングを行います。
腱鞘炎は症状によって指を反らすストレッチも有効とされています。
大体これらの対策がセルフケアとして出来る所ではないでしょうか？
もしこれらを行っても症状が変わらない、そもそも分からない方は是非ご相談下さい。
症状によって今何が必要なのかご提案させていただきます。
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