そろそろ秋の気配を感じますね。
幾分過ごしやすくなると、各地のマラソン大会の練習や部活や趣味のスポーツ、
山では一足早い紅葉を見に出かけたくなりますよね。
今回は、スポーツ外傷では最も頻繁に起こりやすい足関節捻挫についてお話します。
・足関節捻挫ってなに?
足関節捻挫は、スポーツや日常生活の中で最も頻繁に発生する外傷の一つであり、
足首の関節周辺にある靱帯が過度に引き伸ばされたり、断裂したりすることに
よって生じます。
特に足首が内側にひねられる内反捻挫(うちがえし捻挫)が多く、外側側副靱帯、
特に前距腓靱帯が損傷を受けやすいとされています。
日常生活への支障が軽度な場合が多いので、つい軽く考えがちですが、
適切な治療を行わず放置すると痛みが残ったり、不安定なゆるい足首となり、
再発しやすくなります。そのため、きちんとした診断を受けて、適切な
初期治療を行うことが大切です。
足関節捻挫の治療は、損傷の程度によって異なりますが、基本的には急性期の処置、
回復期のリハビリ、そして再発予防を柱に構成されます。
・足関節捻挫の重さにはレベルがある
1. 第1度(軽傷):靭帯のごく一部の断裂で、軽度の腫れと圧痛がありますが
不安定性(ゆるみ)はありません。
1〜2週間で治ることが多く、湿布や包帯、簡単なサポーターで大丈夫です。
痛みがひいたら、ストレッチや軽い運動で元に戻していきます。
2. 第2度(中等症):靭帯の断裂は不完全で関節の不安定性はほとんど
ありませんが、広い範囲の腫れと圧痛があります。
3. 第3度(重症):靭帯が完全に断裂し、さらに強い腫れと圧痛があり、
皮下出血や関節の不安定性がみられます。
サポーターやギプスなどでの固定が必要で、ケガから3週間は固定期間です。
完全に治るまでに3〜6週間くらいかかることもあり、リハビリが大事に
なります。
ケガから6週間ほど経過したらジョギングを開始して、スポーツ復帰は
約3カ月後が目安です。
・足関節捻挫 急性期の応急処置
受傷直後の対応は、RICE処置が基本です。これはRest(安静)、Ice(冷却)、Compression(圧迫)、Elevation(挙上)の頭文字を取ったもので、腫脹や
炎症の抑制、出血の制御、痛みの軽減を目的とします。
• Rest(安静):損傷した靱帯への負荷を最小限に抑えるため、患部を動かさずに
安静を保ちます。重度の捻挫では松葉杖の使用が推奨されることもあります。
• Ice(冷却):受傷後48〜72時間は冷却が有効で、1回あたり15〜20分を
目安に1日数回アイスパックなどで冷やします。
• Compression(圧迫):弾性包帯やサポーターで足関節を軽く圧迫することで、
腫れの拡大を防ぎます。
• Elevation(挙上):患部を心臓より高い位置に上げることで、静脈還流を促進し
腫脹を軽減します。
・足関節捻挫 回復期
腫脹や痛みが軽減してきたら、徐々に関節可動域の回復や筋力の再建に移行します。
• 可動域訓練:足関節を上下左右にゆっくりと動かし、固まった関節を徐々に
元の状態に戻していきます。
• 筋力強化訓練:足関節周囲の筋肉、特に腓骨筋や後脛骨筋の筋力を高めることで、
関節の安定性が向上します。
• バランストレーニング:バランスボードを用いた訓練や、片脚立ちなどを通じて、
足関節周囲の神経・筋の協調性を回復させます。
これらの訓練は、再発防止にも非常に効果的です。
・足関節捻挫の再発予防と予後
足関節捻挫は再発率が高く、初回の捻挫後1年以内に約30〜40%が再発すると
言われています。これは、靱帯の弛緩や関節不安定性、感覚神経の低下などが
要因となるため、リハビリの継続とともに、スポーツ時のテーピングや
サポーターの使用が勧められます。また、日常的にバランス訓練やストレッチを
行うことで、足関節の柔軟性と安定性を維持することが重要です。
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以上のように、足関節捻挫の治療には、急性期の適切な対応と、回復期の継続的な
リハビリが欠かせません。早期にRICE処置を行い、段階的な治療を行うことが、
完全な回復と再発予防につながります。
まとめ
• 足首をひねったら、まずはRICE処置!
• 自分で「軽いから大丈夫」って判断しないでね
• 強い痛みが続き、腫れが引かない場合は、病院へ
• 治ったあとも、リハビリやストレッチをしっかり
• ちゃんと治さないと、クセになるから注意!
げんきや接骨院・げんきやはり灸院では足関節捻挫の後療、リハビリ・ストレッチの
仕方、テーピングなども行いますので、ぜひお近くのげんきやグループにお気軽に
ご相談くださいね!!