膝の痛み~症状と改善方法

もう11月も後半です。
あと少しで2021年も終わりですね~、1年過ぎるの早いですね。
最近は、急な寒さのせいか膝の痛みを訴える方が急増しています。
膝の関節は蝶番関節で、正座のような動き、後ろに曲がるだけの単純な動きしか出来ません。
なおかつ、内側や外側に捻る運動にはとても弱いのです。
ちょっと内側にねじっただけで、後から痛みが増して来て、イスから立ち上がるだけの単純な動作時痛など日常生活に支障を来たす場合があります。

 

 

と言うことで今回は『膝の痛み』がテーマです。
もちろん若い方と高齢者では、膝の痛みの発生機序が違います。

 

 

 

① 年齢による膝の痛みの違い

 

 

 

② どんな症状があるの?

 

 

 

③ 整骨院で出来ること

 

 

④ まとめ

 

 

 

 

① 年齢による膝の痛みの違い

 

 

学生の膝の痛みの場合、大半を占める原因はオーバーユース(使いすぎ)で良く起こります。
毎日のクラブ活動で筋肉の疲労や筋繊維の修復が追いつかないうちに、主に大腿四頭筋を酷使して膝の痛みが起こります。

 

 

 

高齢者の膝の痛みの原因は、退行変性(加齢)による膝関節の変形から起こる場合が多くみられます。
極端なO脚で歩いている高齢者を見かけます。
膝の関節(大腿骨の内側と脛骨)部分のクッションの役割をする軟骨がすり減って、骨同士がぶつかるため痛みが発生します。

 

 

 

② どんな症状があるの?

 

 

 

小学生からスポーツ少年団や大会に出場して、本格的にスポーツをしているお子さんは、身体が、まだ成長期で筋肉の量が少ないのです。筋肉の疲労が大きく、筋繊維の修復と回復が追いつかないうちに、連日トレーニングを行うとオーバーユース(使いすぎ)となります。
また膝の関節は大きな動きがありません。後ろに曲がりますが前には行かないし、内側外側のねじれには、とても弱いのです。そのため靱帯が膝を守るように左右と後ろについています。

 

 

 

・膝蓋靱帯炎(ジャンパーズニー)
ジャンプ種目や長距離選手に多くみられ、大腿四頭筋~膝蓋骨~膝蓋靱帯の伸展機構に繰り返しストレスがかかると膝蓋骨の下で炎症やわずかな断裂が起こります。膝のお皿の下側に膝の痛みが生じます。四頭筋のオーバーユースで膝蓋靱帯が膝蓋骨に付着する部分が繰り返し強く引っ張られ、不快感をおぼえた時点で休養をとれば進行しませんが、症状が悪化してから来院される例が多いです。

 

 

 

・ 腸脛靭帯炎(ランナーズニー)
ランニングでは膝の屈伸が繰り返され、膝を曲げ伸ばしするたびに、大腿の外側から脛骨の外顆に付着した腸脛靱帯と大腿骨外側上顆との間に摩擦が生じます。O脚で体重が外側荷重気味であったり、ランニングを始めたばかりで筋力が弱い人、柔軟性の低下で生じる場合があります。サイクリングやスキー、登山、バスケットボールでも起こり、膝の痛みが外側に限局して生じます。

 

 

 

・ 変形性関節症
高齢者に多いのが変形性関節症です。

膝の内側に膝の痛みを生じやすく、O脚が多い日本人の場合、内側型の変形性関節症がほとんどです。初期段階では、鈍痛や起床時のこわばりを感じる程度ですが、進行すると階段の上り下り、正座が困難になり、日常生活に支障をきたします。加齢による筋肉の衰えや肥満により膝関節への負担が大きくなる事、長年の運動に伴う軟骨の摩耗などが考えられます。

 

 

 

③ 整骨院で出来ること

 

 

 

・ 変形性関節症
変形性関節症と医師に診断された膝の痛みの場合、軟骨のすり減りと骨の変形は人工骨置換手術などでない限り、自然に治ることはありません。痛みと上手く付き合って行きながら悪化させない対処療法をしていくことになります。
体重を減らして膝関節への負担を軽減し、大腿四頭筋などの筋肉をつける自助努力も必要です。鍼やお灸などで痛みを減らし、筋肉をほぐして膝の痛みを緩和していきます。

 

 

 

・ 膝蓋靱帯炎(ジャンパーズニー)、腸脛靭帯炎(ランナーズニー)など
他にも鵞足炎など、膝周囲が痛む疾患がありますが、概ねオーバーユース(使いすぎ)が原因です。練習後はストレッチを行い、氷を入れたパックで10~20分程度、深部まで十分冷やすことが重要です。痛みがあると言うことは患部の組織細胞が破壊され炎症が起きているサインです。膝の痛みがある部分に熱感や赤みがある場合は、十分冷やした後、安静にし、包帯などで圧迫することが必要です。
またO脚やX脚などアライメントの不良が原因の場合もあります。
げんきやグループでは、アライメントの調整や包帯による圧迫、テーピングなども行います。
早い段階での適切な処置と治療、焦りは禁物で練習を休み、安静にすることが早く治る近道です。
いったん膝の痛みが治まったとしても、原因がなくならなければ症状を繰り返してしまします。筋トレやストレッチをとりいれて柔軟性の向上や特に大腿四頭筋の筋力アップを図りましょう。

 

 

 

④ まとめ

 

 

 

以上が、主な膝の痛みを感じる疾患とげんきやで出来る治療内容です。
げんきやグループでは、皆様一人ひとりに合わせた治療内容で、膝の痛みの改善をはかります。また、ストレッチや簡単な筋力アップの運動方法などの、適切なアドバイスを提案させて頂きます。
病院に通院しているけれど膝の痛みが続き、あまり改善がみられない方、試合や大会への出場が迫っていて困っている方、お近くの、げんきやはりきゅう整骨院にご相談くださいね。
一緒に膝の痛みを改善していきましょう。

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