膝の痛み ~ホントの原因はひざにあらずかも~

まだ時折、暑い日もあり、日中は残暑を感じますが、朝晩はだいぶ涼しくなって過ごしやすくなりましたね。暑いときは出掛けるのもイヤになりますし、コロナ禍で運動を休んでいたけれど『そろそろ散歩でも再開しようかな』などと考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし以前、歩けていた距離や万歩計の歩数のまま、いきなり歩こうと思っていても、筋力と体力が落ちている可能性が高いので、徐々に身体を慣らしていきましょう。
いざ健康増進のために歩こうとしても、膝の痛みがあって歩くのが辛い…高齢者は『変形性関節症』による膝の痛みを訴える方が多くいらっしゃいます。
また一方で、スポーツやクラブ活動など、日常的に運動をしている方は、動いたあとで膝が痛いということがあります。

 

 

1. 高齢者の膝の痛み

 

 

2. スポーツ後の膝の痛み

 

 

 

1. 高齢者の膝の痛み

 

 

高齢者に多い膝の痛みは「変形性関節症」です。関節でクッションの役割を果たしている軟骨が、加齢や筋肉量の低下、体重増加で膝に荷重がかかることにより、徐々にすり減り、関節の隙間が狭くなります。さらに軟骨がなくなると、太ももの骨と膝下の骨同士が、直接ぶつかり合うことになり痛みが生じます。
男女の比率では1:4と、男性に比べて筋肉量が少ない女性に多くみられます。
初期では座位からの立ち上がり、歩き始めなどに膝が痛み、膝に水がたまる場合もあります。末期になると、安静時にも膝が痛みます。また膝の内側の変形が著しく、O脚変形が目立ち、歩行が困難になります。
「正座ができない」という方がいらっしゃいますが、膝に過度な負担をかけないために正座は避けた方が無難です。

 

 

・正座はさける

 

 

・洋式トイレを使用する

 

 

上記は変形性関節症の予防と治療にもなります。
他にも、太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)を鍛えて、膝関節はなるべく温めると膝の痛みの緩和につながります。

 

 

 

2. スポーツ後の膝の痛み

 

 

膝の痛みを引き起こすスポーツ障害は様々ありますが、代表的な2つを上げましょう。

 

 

☆ 腸脛靱帯炎(ランナーズ・ニー)

 

 

膝の外側を通る腸脛靱帯がランニングなど、長時間の屈伸運動により炎症を起こし、膝の外側の痛みを発症します。

 

 

☆ 膝蓋腱炎(ジャンパーズ・ニー)

 

 

膝の皿と言われる膝蓋骨から下部にある靱帯にかけて痛みがあり、バスケットボールやバレーボールなどジャンプを繰り返すことで発症します。

 

 

◇成長期の子供たちは、コーチ指導のもとにアップやストレッチでケアが出来ていると考えられますが、主な原因としては筋力不足。そして側湾症や骨格の歪みが原因のアンバランスな筋肉の付き方、足のアーチ崩れなど体の発達具合に起因するものがあります。
また筋力不足に加え、練習後の疲労回復が終わらないうちに、練習を繰り返す、オーバーユース(使いすぎ)も膝の痛みの原因のひとつです。オーバーユースが原因の場合は、ただちに練習を休み重症化しないように、医師を交え、コーチや先生と相談しましょう。

 

 

◇日頃、ゴルフやランニングを楽しんでいる大人で、スポーツ後に「入念にストレッチをしています」とおっしゃ10数人中一人くらいの割合です。
昔はスポーツ前の準備体操が基本でしたが、現在は運動前のストレッチは逆にパフォーマンスを下げると言われています。

 

 

・運動前は軽いジョグや速歩を行って筋肉を温める。

 

 

・スポーツ後に静的ストレッチを行うと、筋肉の緊張をゆるめて柔軟性を回復させます。

 

 

筋肉は収縮するとき力を発揮しますが、運動を終えても、筋肉はしばらく興奮状態にあり、収縮モードのままで緊張し続けています。この筋肉の緊張をストレッチでオフにしてあげることで、疲労回復や筋肉の張りや硬さ、膝の痛みなどの緩和ケアにつながります。

 

 

上記のビフォー・アフターを行うことにより、ケガの防止とスポーツ障害を予防することができます。

 

 

スポーツによる膝の慢性障害は症状が進行すると、自然治癒が難しく、場合によっては手術が必要になることもありますので、過度な運動を避け、日頃のコンディショニングをしっかり行いつつ、トレーニングしましょう。

 

 

 

さて私事で恐縮ですが、春先に右膝が原因不明の鵞足炎(がそくえん)になってしまい、かばっていた為か、春の栗駒山を下山中に、さらに左膝の内側靱帯を痛めました。
登山が趣味なのですが、登りはともかく、しばらく下山は膝が痛くて大変でした。
左膝は関連する筋肉や圧痛点などに鍼を刺して、膝の屈伸運動を繰り返えす “ 運動鍼 ” 55回ほど行い、高周波の特殊電療で完治しました。鵞足炎も、ほぼ治りましたが、あぐら座で深く曲げると、まだ膝の痛みを少し感じます。
自分自身では、下山後のストレッチを怠り、コンディショニング調整不足が膝の痛みを引き起こしたと反省しています。

 

 

げんきやはりきゅう整骨院の治療は、鍼や特殊電療、手技による筋肉のもみほぐし、更に足裏のアーチ崩れや浮き指によるバランスの悪さなど、問題点を探して改善していきます。
膝の痛みは単に膝が痛いだけではなく他に原因がある場合が多いのです。

 

 

最寄りのげんきやはりきゅう整骨院のスタッフにお気軽にご相談くださいね。

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