今回は腱鞘炎のお話です。
腱鞘炎は、手や指の動きをサポートしている腱(けん)が太くなったり、その腱を包む腱鞘(けんしょう)が硬く厚くなって擦れ合うようになり、炎症を起こす状態です。痛みや腫れての他にこわばりシビレなどが起こる場合もあり、日常生活や仕事に支障をきたすケースがあります。
腱鞘炎が手や手首に発症するのは、これらの部位が多くの骨によって構成され細かい動きをすることが多いためです。
【腱鞘炎の原因について】
腱鞘炎の原因はさまざまですが、主な原因は生活の中で指や手首の使い過ぎです。
1.繰り返しの動作
同じ動きを長時間続けることが原因です。例えば、パソコンのキーボード操作やスマホの長時間の使用や長い文章の手書きなどが挙げられます。
2..過度な負荷や負担
重いものを持ち上げたり、無理な姿勢で作業したりすると、腱に負担がかかります。
大工、左官、理容師、美容師、料理人、楽器の演奏など指先や手首を酷使する職業に就いている。
3.加齢や女性ホルモンのバランスの変化
女性ホルモンのエストロゲンには腱や腱鞘の弾力性・柔軟性を維持。プロゲステロンには腱鞘を収縮させる働きがあります。妊娠、出産、更年期といった女性ホルモンが変化するタイミングで腱鞘炎を発症しやすくなります。特に出産後はホルモンバランスの乱れに加え、赤ちゃんの抱っこや授乳などで指や手首への負担が増すため、腱鞘炎に悩まされる方が多くなります。
【腱鞘炎の症状について】
最初は動かすと痛む程度ですが、放置すると痛みが持続したり、悪化したりすることもあります。
動かすときや圧迫したときに痛みが出ます。
特に親指の付け根や手首のあたり、炎症が起きている部分は神経が刺激されて、鋭い痛みと共に腫れや熱を持ったりすることがあります。
動かしにくさや引っかかり感、指や手首を動かすときに引っかかる感じや、スムーズに動かせない感じが出ることもあります。
主な症状としては、手首の親指側の腱鞘が太くなり、腱との摩擦で痛みが現れる「ドケルバン病」、指を伸ばそうとすると腱が腱鞘に引っ掛かって伸ばせなくなる「ばね指」があります。
【腱鞘炎の治療について】
腱鞘炎の治療は、原因や症状の程度によって異なりますが、一般的には次のような方法があります。
1.安静にすること
まずは痛みのある部分を使わないようにして、腱や腱鞘を休ませることが大切です。無理に動かし続けると、炎症が悪化します。
2.冷やす
痛みや腫れがあるときは、氷嚢や冷湿布を使って冷やすと、炎症を抑える効果があります。1回15〜20分程度、数回に分けて行うと良いでしょう。
3.サポーターやテーピング
手首や指を固定して、動きを制限し、負担を軽減します。
【腱鞘炎の予防について】
腱鞘炎は指や手の使い過ぎが主な原因であるため、予防はこまめに休憩をとって、長時間にわたって手や指を使い続けないようにすることが大切です。
痛みを感じるようなら作業をやめて安静にしましょう。
1.パソコンを使うときの注意点
パソコンを使う場合は、手首を支えるクッションやサポーターの利用も検討しましょう。
2.スマートフォンを使う場合の注意点
スマートフォンを片手で持ち、親指だけで操作をしている方を多く見かけますが、支えている指や操作している親指に大きな負担がかかります。スマートフォンを使うときは両手で持ち、操作も両手で行いましょう。
3.子育て中の注意
子育て中の方は、抱っこや授乳の姿勢を見直し、家事を家庭内で分担したりして、手や指への負担を減らす工夫をしましょう。
あらゆる仕事や趣味、日常動作において、手・指を使わない日はありません。
それだけ毎日酷使されている手指ですから、何らかの、きっかけで痛みが生じ動かなくなり、炎症まで起こることもあるでしょう。
手指は繊細な器官であるとともに、日常生活にはなくてはならない大切な部位です。
もし違和感を感じたら、お近くの【げんきや接骨院・げんきやはりきゅう院】にご相談ください。
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