腰椎分離症 ~オーバートレーニング 何事もし過ぎはいけません~

スポーツの季節、まっただ中です。
今年は、中学校や高等学校の総合体育大会が盛んにおこなわれていますね。
他にもトレイルランニング、マラソン、自転車のクライムヒルなど、参加者を募るCMをラジオで耳にします。

 

北東北も梅雨開けして連日、気温は30度越です。
梅雨からの急激な気候変化で、頭痛、草取りで長いしゃがみ姿勢から立ち上がった時の腰痛を訴える患者様も増えています。
この場合の腰の痛みは、筋・筋膜性腰痛、重度の急性腰痛症(ぎっくり腰)など筋肉性のものがほとんどです。
しかし腰椎にも障害が起こりやすく、骨が成熟していない成長期の子供に起こりやすい傾向にあるのが『腰椎分離症』です。

 

 

腰椎分離症とは?
~学生やスポーツをしている腰痛症状がある方に多いスポーツ障害~

 

腰椎分離症の原因

 

 

腰椎分離症の症状

 

 

腰椎分離症の治療

 

 

⑤ げんきやで出来ること

 

 

腰椎分離症の予防
~オーバーユースによるスポーツ障害を防ぐ~

 

 

腰椎分離症とは?
~学生やスポーツをしている腰痛症状がある方に多いスポーツ障害~

腰椎分離症は椎間関節の第5腰椎(最下部に好発)が分離している状態です。
では、なぜ骨が分離するのでしょう?
腰椎の椎弓にある関節突起間部と呼ばれる箇所の疲労骨折が考えられます。
椎弓の斜め後方部分は細く衝撃に弱いためスポーツなどで腰の曲げ伸ばしやひねり運動を繰り返すことで、腰の骨にストレスが掛かり、疲労骨折が起こります。それが進行すると椎体と椎弓が分離してしまいます。
この分離した状態が腰椎分離症です。

 

 

腰椎分離症の原因

 

 

野球、サッカー、バレーボール、バドミントン、ハンドボール、柔道などのスポーツは投げる、アタック、シュートなど腰を反る・捻る動作が多く含まれます。
骨が未発達な成長期に、腰のひねり運動、ジャンプからの着地、体の前屈・後屈を繰り返すスポーツの過度な練習が原因となる場合が多いです。
腰椎分離症は、小学校高学年から中学生の男子に多いと言われています。
必ずしも過度な練習だけで発症するわけではありませんが、お子様が腰痛を訴える場合は、腰椎分離症も考えて、1度整形外科を受診して検査する事をお勧めします。

 

 

腰椎分離症の症状

 

 

腰椎分離症は腰痛が主な症状ですが、神経を圧迫している場合、お尻や太ももに痛みが走ったり、しびれが出たりすることがあります。また腰を反らせたり、腰をひねる動作で痛みが誘発されます。安静にしていると痛みが出にくいこともあり、腰椎分離症と気が付かないケースもあります。2週間以上、痛みが続く場合は、腰椎分離症の可能性が高いと思われます。
腰椎分離症が進行すると、椎間関節の第5腰椎が前方に滑り出す腰椎すべり症に進行する可能性もあります。この場合、慢性的な腰痛と坐骨神経痛によるお尻から太もも、ふくらはぎにかけて、痛みやしびれが起こることがあります。

 

 

腰椎分離症の治療

 

 

まずは部活動、スポーツを休んで安静にすることが大切です。
体幹に負担の掛かるスポーツは概ね半年から1年休止しましょう。その間、分離した骨の癒合を期待しての治療を行うためです。
腰椎分離症は治療期間が長くなるので、周囲の理解を得られるよう医師の診断書などで病態の説明を行い、ゆっくりと治療に専念しましょう。あせって、復帰したことによって再発を繰り返し悪化させてしまう場合が多いのです。

 

 

⑤ げんきやで出来ること

 

 

腰椎分離症の疼痛を軽減させるには、温熱ホットパック、低周波、干渉波などの物理療法も有効です。また、はり・灸による温熱療法も効果的です。
痛みが強くて困っている場合は、お電話やLINEでの問い合わせ、お近くのげんきやはりきゅう整骨院のスタッフに、お気軽にご相談ください。

 

 

腰椎分離症の予防

~オーバーユースによるスポーツ障害を防ぐ~

 

 

腰椎分離症もオーバーユース(使いすぎ)から発症するスポーツ障害です。
腰椎への負担を軽減するために体幹( 腹筋、背筋、股関節部 )の筋力強化 、腰と股関節の柔軟性を保ち、十分な可動域を確保する事が重要です。
特に股関節に可動域制限があると、股関節の伸展制限を、腰椎の後屈で代償運動してしまいます。その負担が腰椎の分離発生の一因となるため注意が必要です。
特に練習後のストレッチは欠かさず行いましょう。
またオーバートレーニングと言って “自身の活動のレベルより大きな負荷をかけたトレーニングを行うこと” の回避も重要です。トレーニングの内容は自身の技術や体力に見合ったものとなるように、適切なトレーニング計画を立てることが必要です。

 

 

 

レギュラー選ばれて、つい頑張ってしまう。疲れていても、無理してしまう。
責任感が強く真面目なお子さんほど、無理しがちです。
腰椎分離症などのスポーツ障害は防ぐことが出来ます。
周りも、抱えている痛みに気が付いてあげられると良いですね。

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