げんきや接骨院本町

寒くなってきましたね～。
もうすぐ、年末年始です。
今年いちねん、お健やかに過ごせましたか?

１２月は寒さにカラダが適応できない為か、薄っすら腰痛を感じながら何かの拍子でぎっくり腰になってしまった患者様が多かったですね。
寒くなると冷えで神経痛や関節痛が増えて、膝や股関節の痛みを訴える方が増えて来ます。
関節痛も一時的な使い過ぎから来る痛みの他に、変形から起こる痛みもあります。
変形性膝関節症は聞いたことがあるけど、“変形性股関節症”って…？


◇　“変形性股関節症”の症状

“変形性股関節症”は軟骨のすり減り度合いが進むに従い、痛みが増して行きます。
初期のすり減りが始まったばかりでは、ほとんど痛みがありません。
しかし軟骨のすり減りが進んで行くと股関節の付け根周囲に痛みを感じるようになります。
立ち上がりや歩き始めにズキッとした「始動痛：スターティングペイン」を感じます。
“変形性股関節症”は進行するにつれ、痛みを感じる時間が長くなります。
やがて安静にしている時も常に痛みを感じるようになり、夜間痛で眠れなくなるほどになる場合もあります。

◇　“変形性股関節症”のサイン

“変形性股関節症”の症状は日常のちょっとした動作を難しく感じることで気が付く場合があります。「足の爪切りが難しい」「正座やあぐらが出来にくい」「和式トイレのしゃがみ動作」「靴下がはけない」など、今まで普通に出来たことがし難くなります。
痛みを感じないと『なんだか股関節が変だ…病院に行ってみようかな』と思わないかもしれませんので、痛みが出た頃には、“変形性股関節症”が進行している場合もあります。
“変形性股関節症”が進行してくると、脚の長さに左右差を感じるようになり、痛い方をかばいながら足を引きずって歩くことにより、体全体のバランスが崩れて、左右に揺れて歩く「跛行」といった症状が現れます。

◇　“変形性股関節症”はなぜ起こる？


”変形性股関節症”は概ね４０～５０代の女性に多い病気で、男性に対して女性は約４倍というデータが出ています。


女性は出産に適応するために男性に比べて骨盤が開き気味になっていますが、”変形性股関節症”を発症する原因の8割は、もともと臼蓋形成不全を有している場合があります。股関節は体の中でいちばん複雑な動きに対応出来るように球体様の大腿骨頭が骨盤の臼蓋にはまるようになっている関節です。この臼蓋部分が上手く形成できず、関節のはまりが浅くなり、脱臼や亜脱臼をきたすものです。

新生児から３カ月の間に寝方、抱っこ、おむつや着衣が適切でなく、股関節が開いていない体勢が続くことで臼蓋形成不全になるようです。

中学時代に激しいスポーツをやはり女児が行うと、臼蓋を含めた腸骨の成長を妨げ、臼蓋が小さいうちに骨の成長が止まったことによる臼蓋形成不全が起きます。


◇　“変形性股関節症”で気をつけたいこと

“変形性股関節症” は股関節に負担のかかる生活や動作を続けると悪化していきます。


① 股関節にかかる負担は、歩く時で体重の約３倍、椅子から立ち上がる時は６～７倍、さらに座位からの立ち上がりでは１０倍もの負荷がかかると言われています。
わずかな体重増加でも股関節には大きな負担となり痛みや症状の悪化につながります。肥満気味の方は食事や運動で適正体重に戻すようにしましょう。

② 痛みが強いときは安静にする必要がありますが、筋肉をつけて関節の可動域を維持することは痛みの緩和につながります。水泳や水中ウォーキングなど水の浮力を利用して股関節に負担のかからない状態で運動しましょう。

③ “変形性股関節症” は和式トイレ、正座、あぐらなど日本式の生活様式では股関節にかかる負担が大きくなります。椅子やベッド、洋式トイレなどに変えて股関節への負担を軽くしましょう。


病院に行き“変形性股関節症”と診断されても、なかなか湿布や痛み止めでは改善しない場合があります。
そんな時は、お近くの【げんきや接骨院・げんきやはりきゅう院】にご相談ください。
股関節周囲の筋肉をほぐし、ストレッチなどで股関節の可動域を改善します。
また鍼灸でトリガーポイント（痛む場所）を施術して、患部の筋肉の緊張緩和、血行の改善、軟部組織の損傷回復といった自己治癒能力を高める効果が期待できます。

今年の痛みは今年のうちに少しでも軽くして、来年も笑顔で健康に過ごしましょう！

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