弥生三月、春の足音が近づいてきました。
県内のスキー場も、今月いっぱい迄の営業というところが多いです。
で、ブログのテーマですが「むちうち」。
今でも忘れられない・・・スキーを再開した30代の私、網張温泉スキー場で転倒した翌日首が痛くてしょーがなくて、勤め先の近所の整形外科に行きました。
先生 「どうしました?」
私 「昨日、スキー場で転んで首が痛くて、むちうちかなーと思いまして。」
先生 「オレはむちうちという言葉が嫌いだ!(語気粗め)むちうちとは首がムチのようにしなると言うことだ。むちうちの後どうなったか?捻挫なのか?挫傷なのか?・・・云々かんぬん。」
ポカーンとする私でしたが、一応レントゲンを撮り、首に遠赤外線をあて、湿布薬と痛み止めを処方されました。
そして思ったことは「この整形外科、二度と来ねぇ」でした。
① 「むちうち」とは?
② むちうちの症状とは?
③ むちうちの治療について
④ 保険で治療できますか?
① 「むちうち」とは?
さて「むちうち」は病名ではありません。
上記のとおり、首がムチのようにしなることによって起こる症状で、主に交通事故の追突、衝突が多く、正式には【頸椎捻挫】、【頚部挫傷】、【外傷性頚部症候群】などと呼ばれます。激しい転倒によってスキーやスノーボードでもなる可能性はあります。
しかし事故でも転倒でも、直後にはあまり痛みを感じない場合が多いのです。
「早くこの状態をなんとかしなくては!」
友達の手前、「何ともなかったよ」と強がる。
動揺し、興奮状態にある時は、アドレナリンという戦闘状態のホルモンが出て、痛み、食欲、排尿などは必要ないので感じにくいのです。
したがって、しばらく時間が経ってから症状が出てきます。
② むちうちの症状とは?
・首、頭、腕の痛みやしびれ
・首が回らない、動かした時に痛む
・頭痛、めまい、吐き気、耳鳴り
・倦怠感、疲労感
主に、首肩周囲の痛みが多く、今まで感じたことがなかった、張って凝る様な症状、ひどいときは、しびれやめまい、吐き気がおきるようです。
③ むちうちの治療について
事故や転倒の衝撃で、大きく首を振る動作が生じ、首から腰までの靱帯、神経、椎間板、脊椎周辺の筋肉などの軟部組織が損傷します。
これらの損傷が不快な症状を引き起こします。
まず手技により硬くなった筋肉をほぐし、癒着した軟部組織をはがします。
血行を良くして酸素や栄養を行きわたらせ、内部にたまった老廃物や疲労物質取り除き痛みを和らげます。
はりやお灸も効果があります。
はりは鎮痛効果があり、強い痛みを鎮めることが出来ます。また手技では届かない深層の筋肉にまで届き、こわばりを緩めることができます。
お灸は関節周囲の痛みをやわらげます。即効性より長期的にですが続けることによって体質改善や内蔵の疲労回復をはかることができます。
④ 保険で治療できますか?
スキーやスノーボードの転倒であればケガ扱いになりますので健康保険で治療することができます。
交通事故は、自賠責保険の適用になります。
例えば免責100対0で、自分が0%でも、自賠責保険の適用となる事がありますので、ご自身の加入している保険会社に問い合わせてみてくださいね。
どちらも手技と電療による治療ができます。
ただし、はりやお灸は保険の適用にはならず、自己負担となります。
むちうちの交通事故による不快な症状は、後からでてきます。
特にストレートネックの方は、現在の症状がより強くなる恐れがありますので、注意しましょう。湿布と痛み止めで、筋肉のこわばりや神経症状は改善できません。
少しでも「おかしいな。以前とは違う感じがするなぁ。」と思ったら、早い内に治療を考えましょう。来院して頂く回数が多いほど、お身体の改善につながります。
げんきやグループは交通事故の治療も行っており、多数の実績があります。
ぜひ、お近くのげんきやにお越しくださいね。
そろそろ、暖かくなって、外にでかけたくなりますよね。
最近は焚き火やソロキャン、さらにベランピングなど空前のキャンプブームだとか。
出かけるときは、時間に余裕を持って行動したいものです。
道中は気をつけて、事故など起こさないようにしましょう。
私も、ブームに乗っかってタープと焚き火用品一式、チェアの木綿カバーを買いました。
ただいま、懐が火だるまです(爆)。