こんにちは!げんきや接骨院八王子です👍
当院には、肩の痛みでご来院される方も多くいますが、
一言に【肩の痛み】と言っても、症状によりいろいろなものがあります!
今回は、代表的なものの中から
「肩関節周囲炎(五十肩)」、「肩蜂下インピンジメント症候群」、「腱板断裂」についてお話していこうと思います。
◆肩関節周囲炎(五十肩)
*原因*
50~60歳代によくみられる、いわゆる「五十肩、四十肩」のことですが、
ときに「凍結肩」、あるいは「癒着性関節包炎(ゆちゃくせいかんせつほうえん)」とも呼ばれます。
肩関節周囲炎は、特に誘因ない肩の痛みが現れ、腕を上げられない、肩を回せないなどの肩関節の可動域制限を伴ないます。
*症状*
典型的な肩関節周囲炎は3つの病期(炎症期、拘縮期、回復期)を経て、1~4年くらいの経過で治癒します。
①炎症期
初発症状として強い痛みが現れ、動作時の痛みのため自分の力で肩を動かすことが制限されます。
それとともに安静時痛、夜間痛も生じ、肩関節の可動域制限(拘縮)が徐々に進行していきます。
②拘縮期
強い痛みが落ち着き、拘縮が中心となり、肩関節のあらゆる方向に可動域の制限がみられます。
③回復期
拘縮が徐々にとれて、肩関節の可動域が改善していきます。
*治療法*
〇保存療法
①炎症期
三角巾を使った上肢の安静と消炎鎮痛薬の内服、関節機能改善剤の肩甲骨下滑液包内、関節腔内注入などが行われます。また、関節腔内に局所麻酔薬などを注入して、癒着・閉塞した関節包を開大したり破裂させる手技も有効であるとされています。
②拘縮期→痛みが軽減、可動域制限が主体の時期
リハビリを中心に関節可動域訓練を行います。
a.前かがみの姿勢で腕の力を抜いて体幹を揺り動かし、腕を振り子のように前後・左右、円を描くように動かす。
b.背部で患部側の手首を反対側の手でつかみ、脊柱に沿って引き上げる。
c.仰向けになり、患部側の手首を反対側の手でつかみ、頭上に伸ばす。
〇手術療法
難治例に対しては、全身麻酔下で徒手整復術や鏡視下関節包切離術などが行われます。
◆肩蜂下インピンジメント症候群
*原因*
肩甲骨の先端部にある肩峰と腱板の間には、クッションの役割を果たす肩峰下滑液包というものがあります。
頻繁な繰り返し動作や肩のインナーマッスルとアウターマッスルのアンバランスにより肩甲上腕関節のバランスが崩れる事により衝突を誘発させてしまったり、
骨形態の個人差として肩峰がもともと下方に突出している場合や加齢変化として肩峰下に骨棘がある場合に腱板や肩峰下滑液包が炎症を起こすことにより、肩の痛みを生じさせる場合があります。
*症状*
動作時、特に肩関節から上肢を上げ下げする途中での痛みを生じるのが特徴的です。
一般に、上肢を上げる時には90度以上、下げる時には90度以下の角度の範囲で痛みを生じることが多いとされています。
また、肩甲骨を押さえながら内向き(内旋)にした上肢を挙げた時や、
90度挙げた上肢を内向き(内旋)に動かした時に痛みが引き起こされるインピンジメント徴候というものがみられます。
*治療法*
インピンジメント症候群は疼痛抑制だけでは改善しないことが多く、
肩甲胸郭関節・体幹・股関節の機能障害を見つけアプローチしていかないと改善しないケースが多くみられます。
痛みを感じる動きを行わないことが大切です。
痛み止めの薬物療法や痛み止めの注射、ヒアルロン酸の局所注射することがあります。
その後は、ストレッチをはじめとしたリハビリを行ないます。
2~3か月程度リハビリテーションを繰り返しても症状が改善しない、改善が乏しいという場合は、
関節鏡視下で手術をすることも検討されます。
◆腱板断裂◆
*原因*
4つの筋(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋)の腱から構成される腱板が断裂することにより、痛みに加えて、断裂した筋の筋力低下を生じます。
腱板断裂は中高年以降に多く、加齢にともなって発症するほか、喫煙、外傷、スポーツなどの様々な要因によって発症します。
*症状*
症状をともなわない腱板断裂もありますが、症状をともなう場合には痛みが最も多く、
動作時痛、安静時痛、夜間痛が多く認められます。
また、断裂した腱に相当する筋肉の働きが低下するため、筋力の低下もみられます。
*治療法*
〇保存療法
加齢による腱の変性にともなう中高年の腱板断裂には、まず保存療法が行われます。
・薬物療法:非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の内服・外用、副腎皮質ステロイドや関節機能改善剤の関節内注入
・理学療法:温熱、ストレッチ、可動域訓練、筋力強化、など
〇手術療法
若年者における外傷性断裂やスポーツによる断裂に対しては、
肩峰下除圧術と腱板修復術が行われます。
◆肩こりに近い肩の痛み◆
普段から姿勢が悪い、またはデスクワークやPC作業等座って作業するときの姿勢が悪い、長時間にわたって同じ姿勢で作業することが多い……
といった場合にこりが生じやすくなります。
この場合は首から肩にかけての筋肉が硬くなり、筋肉内の循環が悪くなることで痛みが生じる場合が多いので、首や肩甲骨を動かし固くなった筋肉の収縮と弛緩を繰り返すことで、筋肉がポンプのように働き循環が良くなることで柔らかくなり、痛みの軽減や改善が図れる可能性があります。
このときのポイントは「肩甲上腕関節」ではなく「首」もしくは「肩甲骨」を動かすことです。
しかし、例外として
- 安静時より腕から手にかけてしびれを感じる場合
- 首を動かしたときに腕から手にかけて鋭い痛みや痺れを自覚する場合
は無理に動かさず、病院を受診することをおすすめします。
予防・改善のために
肩周辺の症状「肩こり」の場合
- 同じ姿勢を長く続けない。
- 蒸しタオルなどで肩を温めて筋肉の血行を良くし疲労をとる。
- 適度な運動や体操をする。
- 入浴し身体を温め、リラックスする。
など、ご自身でもできる対処法をぜひ実践してみてください。
また、どんな体操、ストレッチをしていいの分からないという方は、
当院でもセルフストレッチ、エクササイズのご指導をさせていただくことは可能ですので
お気軽にお声掛けください!
【当院でのコロナ対策】
当院では徹底したコロナ対策を行っております。
・スタッフの出勤前の検温
・定期的な院内の換気
・スタッフの手指消毒
・ベッドの使用都度の消毒
・院内手すり等の消毒
患者様にも来院される前には検温していただき、体調がすぐれない場合はご来院をご遠慮ください。
何卒ご協力をお願いします。
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