げんきや接骨院 江古田です!
11月に入りましたがまだ夏の暑さの余韻があり暖かさが残ってますね。季節の変わり目で急に寒くなったりすることがあると思うので体調管理には気をつけてください!
今回は腰痛についてお話しさせていただきます!
腰痛が起こる原因はさまざまで、複数の要因が絡んでいる場合もあります。多くは原因不明ですが、15%程度は原因を特定できる「特異的腰痛」です。
原因となる代表的な病気としては椎間板ヘルニア、高齢者に多い腰部脊柱管狭窄症、骨粗しょう症が挙げられます。これらはいずれも背骨の神経(脊髄神経根)が圧迫されて痛みが起こり、圧迫がひどいときには、脚の筋力低下やしびれを伴います。
こんなとき、腰に負担がかかっています。
日常の生活の中で腰に負担がかかることはいっぱいです。
- 長時間同じ姿勢でデスクワーク、長距離運転をしている時
- 農作業や介護で、前かがみで仕事をしている時
- 事故などで腰に大きな衝撃を受けた時
- 重労働や引越し作業で中腰の状態で重いものを持ったり、運んだりしている時
- 激しいスポーツをしている時。またはスポーツのやりすぎ
- 日ごろの運動不足解消にと、無理に体を動かした時
- 妊娠中(体を反って歩く)や育児(子どもを抱く)の時
今回は腰痛と深い関りがある筋肉、腸腰筋についてお話させていただきます。
そもそも腸腰筋とは?
腸腰筋は、腰椎と大腿骨を結んでいる筋肉郡で、上半身と下半身をつなぐ筋肉のうち重要な役割を果たしています。股関節を動かしたり、姿勢を維持する役割も果たしています。
また、短距離走などの選手が発達していたり、腸腰筋は、走る、跳ぶといった運動能力に非常に強く関係しているとも言われています。
腸腰筋の腰痛の特徴として、トリガーポイントが発生している同側の腰部からやや外側までに痛みが出現し痛みが強いとお尻や太もものあたりまで、痛みやだるさのような症状を出すことがあります。
また、痛みは深部の方に感じることが多く、立っているときに最も辛くなり、横になると楽になるという特徴があります。
腸腰筋の施術は基本的には仰向けで行うことが多く、お腹側からアプローチします。
腸腰筋の前には腹筋など大きな筋肉があるため、熟練した触診技術がないと触ることすらできません。
腸腰筋に原因がある場合は「そこを施術してほしかった!」というお声を多くいただきます。
手技の施術でも腸腰筋は緩むのですが、お腹側からでは腹筋の筋肉の後ろにあり、背中側からでは脊柱起立筋というこれまた分厚い筋肉の後ろにあるので、しっかり腸腰筋を緩めるためには針治療やハイボルト治療という治療が大変有効となります。
腸腰筋と腰痛、猫背の関係
腸腰筋は、骨盤の内側から腰の骨の前側についている筋肉です。
この筋肉が硬くなるということは、柔軟性がなくなり、筋肉が収縮することにより、腰の骨を前に引っ張ることになります。
そうなると、当たり前ですが腰は前に引っ張られた状態となり、反り腰・猫背になります。
反り腰になれば、ぷっくりとお腹が出た状態になります。
体重が増えたわけでもなく、太ったわけでもないのにお腹が出たポッコリお腹の状態になります。
腰が常に反っているということは、背中側の腰の筋肉は、常に引っ張られるようになります。そうなると腰の筋肉は硬くなります。
そして、ずっと硬い状態を維持してしまうと、腰痛にもなります。
さらに、腸腰筋の後ろの腰の筋肉が硬くなると骨盤が引っ張られ、歪んでしまいますし、固くなります。
そうなると、女性であれば、生理痛がひどくなったり、婦人科系の病気やホルモンバランスが崩れたりもします。
骨盤が歪めば、上半身も歪むし、歪んだ状態を必死に支えようとすれば、背中、肩の筋肉もがちがちになり、肩こりもひどくなります。
猫背・反り腰などでお困りの方当院までご相談ください