今回は鍼灸治療をまだされた事の無い方向けに、鍼灸の基本的な知識を
お伝えします。鍼灸は『しんきゅう』、あるいは『はりきゅう』と読みます。
『しんきゅう』も『はりきゅう』も意味は一緒です。
■資格に関して
鍼灸師とは、『はり師』と『きゅう師』の2つの国家資格をまとめた資格です。
はり師のみ、きゅう師のみという方もおりますが、資格が分かれているので、
それぞれ出来る内容が違います。
はり師は人の身体に鍼を刺すことが出来る資格です。
人体に鍼を刺せるのは医師とはり師のみとなります。
きゅう師は人の身体に『直接』お灸を据えることが出来る資格です。
『直接』というのは、艾(もぐさ)を皮膚に直に置く方法です。それに対して
『間接』というのは、艾と皮膚の間に台座等を置くことで皮膚に直接火が触れない
ようにしたものや、棒状にした艾を皮膚から離して当てるものなどがあります。
人体にお灸を据える事が出来るのは医師ときゅう師のみです。
■道具に関して
●はり師は鍼を使います。
『はり』と言うと、だいたい皆さんが想像されるのは『注射の針』が多いようです。
あるいは、裁縫などをされる方は『縫い針』を思い浮かべるかも知れません。
しかし、どちらもはり師が使う「鍼」とは違うものです。
鍼の素材は、現在ほとんどがステンレスです。他に金や銀などです。
最近では1回で使い捨てるディスポーザブルの鍼が主流で、この使い捨ての鍼の
素材はステンレスです。使い捨てなので感染症の心配はありません。
鍼の太さ
はり師の使う鍼の太さは0.14mm、0.16mm、0.18mm、0.2mm、0.22mm、
0.24mmなどです。
ちなみに、
髪の毛は、0.05mm~0.15mm。
縫い針は、0.46mm~0.84mm。
注射針は、0.4mm~1.2mm。
鍼は髪の毛か、それより少し太い程度で、注射針よりはずっと細いです。
従って、注射のような痛みはありません。
鍼を刺すときに使う筒を鍼管(しんかん)といいます。
プラスチックの使い捨てのものからステンレスのものまであります。
この鍼管を使うことで鍼を刺すときの痛みが薄れます。
患者様は刺されたことに気付かないことも多いです。
●きゅう師は艾(もぐさ)を使います。
艾を使ってお灸をします。
お灸は艾という「よもぎ」の葉を燃やします。艾に線香で火を着けてお灸となります。
■鍼灸師の施術(せじゅつ)に関して
治療は医師だけが使える言葉なので、鍼灸師は施術と呼びます。
施術の内容で代表的なものをご紹介します。
鍼灸師は皆ツボを使って施術していると思われているかも知れませんが、
ツボを意識する鍼灸師と筋肉を意識する鍼灸師がいます。
①ツボを使う施術
ツボを意識する鍼灸師は、鍼を刺す深さが筋肉に届かないか、1cm程度の場合が
多いようです。『あまり刺しません』という鍼灸院のやり方はこの方法だと思います。
まずは使用するツボを決め、次に鍼で刺激するかお灸で刺激するかを決めます。
鍼で刺激するならその深さや、刺している時間で刺激量を調節します。
お灸で刺激する場合は、使うお灸の種類や個数で刺激量を調整します。
②筋肉を使う施術
症状の原因となっている筋肉を特定し鍼を刺します。
鍼が筋肉に刺さる時に独特な響きが出る事があります。筋肉に鍼を刺して電極を
つなげて電気を流し、特定の筋肉を刺激する方法もあります。鍼を深めに刺すことや、
電気刺激で筋肉を動かしたりさせることもあるため、鍼も太めで強度の強いもの
(0.2mm以上)を使うことが多いです。従って①と比べると刺激が強めになります。
■まとめ
初めての鍼や灸をされる場合、いきなり強い刺激を与える事はありません。
患者様の状態を判断し、反応を確かめながら決めていきますので安心して下さい。
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鍼灸師:横森
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