こんにちは
今日はむちうち症についてお話をさせて頂きたいと思います。
・・・むちうち症とは・・・
むちうち症は、主に自動車の事故(追突・衝突・急停車など)によって首が鞭のようにしなることにより痛めてしまった症状のことを総称したものです。しかし、むちうち症は、正式な傷病名ではなく、「頸椎捻挫」「頸部挫傷」「外傷性頸部症候群」などと呼ばれています。ただ、原因と症状が分かりやすいように「むちうち症」と呼称されることが多いです。また、スポーツなどで激しい動きをした際に起こることもあります。
・・・むちうち症の特徴・・・
むちうち症の特徴として、事故直後に痛みや不調を感じないことが多い、ということが挙げられます。交通事故に遭うと事故の当事者は興奮状態にあるため一時的に痛みを感じる感覚が麻痺している場合があります。注意する点として数日経過して、首の調子がおかしい・やたらと肩が強張る・だるいなどでむちうち症を疑い、初めて病院に行き診断を受けても、交通事故との因果関係を疑われることがあります。(肩こりや他との症状が類似するので時間が経っていると判断しづらいため)交通事故による損傷であることを示す診断書がないと人身事故として扱われず、むちうち症に対する損害賠償請求が出来なくなる可能性があります。交通事故に遭ってしまったら、自覚症状がなくても必ず直後に病院または整形外科などの医療機関に行き、医師の診断を受けることをオススメします。
・・・むちうち症の症状例・・・
むちうち症の代表的な症状は
• 痛み(首の後ろ、前部、側面、頭部や頸椎、腕など)
• 凝り、重苦しさ(首、肩、背中)
• 動かない(首が回らない、動かすと痛む)
• めまい、目のかすみ、目の疲労感
• 吐き気
• 握力低下、足や指先のマヒ
• だるさ、痺れ など
・・・むちうち症の治療について・・・
むちうち症は手や足の捻挫と同様に、まずは冷やすことで痛みを緩和して炎症を抑えます。湿布を貼ることも有効ですが、冷湿布と温湿布を間違わないように注意をして初期は必ず冷やすようにしましょう。ダメージを受けて腫れ上がった筋肉を冷やし、病院などで処方される痛み止めの薬を服用しますが、痛み止めは症状を抑えるためのもので、治癒を促進しているわけではありませんので、無理をして動かさないようにするのが大切です。捻挫の治療はウイルス性の病気の治療とは違い、基本的には自然治癒を助ける治療となるのです。むちうち症の独特の治療法というと、首の負担を軽くするために、頚椎カラー(コルセット)をつけることもあります。軽い症状であれば三ヶ月程度で治癒します。炎症が治まったら、固まった首の筋肉をほぐし機能を回復させるためリハビリが始まります。なお、整骨院でも治療は可能です。(医師からの診断書が必要です。)
むちうち症は、転倒や心身の不調など様々な症状を引き起こします。まずは、医療機関を受診しレントゲンやMRIなど検査をしてもらいましょう。それでも原因がわからない、症状が改善されない場合はぜひ整骨院に相談してみてください。
以上がむちうち症についての記載となります。いつ痛めるかも知れない症例かもしれないので、そのときでも役立てて頂ければ幸いです。