こんにちは!
梅雨に入ったとニュースでは言っていましたが、雨よりも湿度と日差しの強さに少し疲れが出てきましたね(>_<)
あまり動くことが少ない人は汗がかきにくく、熱が外に逃げにくいので熱中症には余計に気を付けましょうね!
さて、今回は『鍼灸(しんきゅう)』についてお話しします!
読んで字のごとく『鍼(はり) 』と『灸(きゅう)』を使った治療方法です。
皆さんは鍼灸治療と聞いて、どういう印象をお持ちでしょうか?
やはり、痛い!熱い!というのが強い印象かと思います。
色々な鍼灸治療のやり方はありますが、どちらも心地よい刺激を入れて身体の不調を改善させられるものです。
そんな鍼灸治療は、中国で最初に行われました。中国の中でも地域別に分かれて風土に合った治療方法が選択され、灸治療は冷えが原因の病気が多かった北部で、鍼治療は高温多湿が原因で関節の痛みが強く出やすかった南部で発達していきました。
日本には四季がしっかりあり、多少の差は有るにしろそれぞれの原因が一年を通して身体に影響されやすいと考えられます。
昨今の鍼灸治療は、急性のぎっくり腰や、スポーツや仕事での筋肉疲労、頭痛等の不調を改善、美容方面にも注目されていますね。
そして今の時期の寒暖差や、湿度が高い微妙な時期にも鍼灸治療はもってこいなのです!
湿度が高いと身体には熱がこもりやすく発汗や代謝が落ちやすくなり熱中症につながります。
鍼灸治療は物理的に身体を冷やすことはできませんが、治療後に血流を上げることができる点から
・代謝を調節する
・寒暖差で乱れた自律神経を調整する
・暑いからと冷房や冷たい飲み物で冷え過ぎた内臓の疲れを調整してくれる
などの効果があります!
自律神経とは、体温・消化・免疫等の機能を無意識に調整してくれるもので、ストレスや不規則な生活等でバランスが崩れてしまいます。
普段の生活の中で必ず受ける外的なストレスを積み重ねてしまい、知らず知らず不調につながってしまった身体を緩めるために約10~30分の時間を使ってバランス調整のできる鍼灸治療を生活の中に取り入れてみるリラックス方法が、生活の活性化につながると思います(^-^)
当院では、通常のお灸の他に最近『おわん灸』というものを取り入れました!
おわん??なにそれ??
と、不思議な名前ですが、実際に陶器でできた『おわん』の中に『艾(もぐさ)』を丸めたものを入れて火を点けて身体を温めるものです。
実際に火を点けた様子です↓
直接肌に艾を乗せる訳ではないので、火傷の心配は少ないです。
通常の灸治療では約5分~10分程度ですが、おわん灸の場合は約20~30分程度とゆっくりと深部に持続熱を届けて身体を温めてあげるものです。
~症状例~
・身体が冷える
・消化がされにくい感覚
・お腹の調子が悪い
・腰痛が辛い
・お腹に力が入りにくい(筋肉的ではない)
・ストレスで疲れが抜けにくい
・生理痛、婦人科系の疾患で悩んでる
など
仕事で忙しくセルフケアできない女性でも男性でも、気になる症状に対応できるものでした。
お腹に乗せています↓
腰に乗せています↓
実際にやってみた方からは、
・全身がポカポカ温まった!
・リラックスできた!
・夜よく眠れた!
などのお声を頂きました(^-^)
具合いや体調は悪くないのに何かだるいな~(ーー;)
と、運動不足や自律神経の乱れを感じているそんな時は、一度鍼灸治療を考えてみてください!
最後に、お家でも触れるツボを紹介します!
・冷たいものでお腹が冷えてしまった…そんな時には[中脘(ちゅうかん)]を刺激してあげましょう!
これは経絡(けいらく)の胃経にあたります。
[中脘]
お腹側に有るツボです。
みぞおちとヘソの真ん中にあります。
このツボは消化を助けてくれたり胃の痛みを押さえてくれるのに役立ちます!
温めてあげたり、約5秒を数回優しく押してあげましょう!
・なんとなくむくみやすくなった…?
なんとなくだるい?
そんな時には[三陰交(さんいんこう)]を刺激してあげましょう。
これは経絡の脾経にあたります。
[三陰交]
足の内側に有るツボです。
内くるぶしから指4本ぶん上、骨の後ろ側にあります。
三陰交には、肝・腎・脾の3つの経絡が関係していますが、東洋医学で「肝」は、血液を蓄えて筋肉の調整を行います。
「腎」は生命力の根源とされ、食べ物からの栄養分を蓄えたり水分代謝を行います。
「脾」は消化器のことをいい、体に栄養を巡らせてくれます。
この3つの経絡が交わっているので、だるさやむくみ感を減らしてくれるのを助けてくれます。
女性の場合は生理痛にも効果があるので、是非触ってみてください!
どちらも温めるのも効果的です!
自宅でセルフケアを取り入れて、これからの季節を乗りきっていきましょう!
その他ご相談も当院では受け付けております。
気になる症状ございましたら、ご連絡お待ちしております!