今回は腱鞘炎(腱鞘炎)について話します。
日常生活や仕事の中で「手首が痛い」「指が動かしづらい」「ペンを握るのもつらい」といった症状にお悩みの方はいらっしゃいませんか?
これらの症状、もしかすると「腱鞘炎」かもしれません。
まず腱鞘炎の「腱鞘」とは骨と肉を繋いでいる「腱」をトンネル状の組織がそれを包み、腱を滑らかに動かす役割をします。
仕事や日常生活で繰り返し腱を動かし続けることで腱鞘に過度の負担がかかり、腱と腱鞘がこすれて炎症が起こると腱鞘炎になります。
腱鞘炎の主な原因と症状
腱鞘炎の大きな原因は**身体の一部分のオーバーユース(使い過ぎ)**です。特に手首や指に多く見られます。
オーバーユースの一例として、
◎パソコンのキーボードやマウスの長時間使用
◎子供を抱っこする動作の繰り返し
◎ピアノやギターなどの楽器の演奏
◎工場や厨房などでの反復作業
◎スマホの長時間使用
などが挙げられます。
また、代表的な症状には
▣手首や指に鋭い痛み
▣動かし始めに強い違和感(特に朝が痛い事が多い)
▣動かすと「カクッ」と引っかかる感覚(ばね指)
▣押すと痛い部分がある
などがあり、悪化すると日常生活に支障をきたします。
鍼灸による腱鞘炎の施術
鍼灸治療では、痛みが出ている部位だけでなく、全身のバランスや血流にも着目します。東洋医学では、腱鞘炎は「気血の滞り」「経路の不遇」によって起こるとされており、以下のようなアプローチを行います。
1.局所への鍼刺激
炎症の起きている腱や腱鞘周辺に、細い鍼を用いて微細な刺激を与えます。これにより、血流が促進され、腫れや痛みの軽減につながります。
2.遠隔のツボ刺激
肘や肩、または反対側の手や脚のツボを使って、身体全体の調整を図ります。腱鞘炎は局所の問題だけでなく、姿勢や筋肉のアンバランスが影響していることも多い為です。
3.お灸による温熱刺激
冷えや血行不良が関与している場合、お灸を使って患部や経絡に温熱を与えることで、自然治癒力を高めていきます。
鍼灸は‘’根本改善‘’を目指します
腱鞘炎は、痛み止めやサポーターで一時的に楽になっても、根本原因が残ったままでは再発しやすいものです。
鍼灸は「なぜそこに炎症が起きたのか」という視点で体を見つめ、筋肉の緊張、姿勢のクセ、自律神経の乱れなども含めて総合的に施術します。
そのため、「病院で湿布を出させたけど良くならない」「何度も再発して困っている」という方にもおすすめです。
施術の頻度と通院の目安
症状の程度にもよりますが、腱鞘炎は初期の段階で治療を始めるほど改善にが早い傾向があります。
週1~2回の施術からスタートし、痛みの軽減や動きの改善に応じて間隔を空けていくのが一般的です。
また、施術後は一時的に痛みが軽くなっても、無理な使用や負荷が加わると再び悪化する可能性があります。施術と併せて、日常生活での使い方の見直しやストレッチ指導も行っていきます。
最後に:その手首の痛み、我慢しないで
腱鞘炎は、放置してしまうと慢性化し、長期間悩まされることもあります。
「たかが腱鞘炎」と思わずに、ぜひ早めのケアを心掛けてください。
当院では、お一人おひとりのお身体の状態に合わせた丁寧な鍼灸施術を行っております。
手首や指の痛みでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。