こんにちは。
年度が替わり新生活が始まった方が多いのではないでしょうか?
突然ですがここで一つ質問です!
あなたは「ヘルニア」と聞かれたら何を連想しますか?
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うんうん、そうですね
やっぱりそうですよね
「ヘルニア=腰痛」
そう思い浮かべたのではないでしょうか???????
昨今日本で「ヘルニア」と聞くと「腰痛」を連想させてしまうほどに椎間板ヘルニアの認知度が高まってしまっております。
ですが、カラダには腰以外にもヘルニアになることはあります。
ヘルニアとは、本来、逸脱する/突出するということを指す言葉です。
なので椎間板以外にも逸脱してしまうものはいくつかあります。
腹腔内容物(腸管や脂肪)が、腹壁に生じた(または生来有する)欠損部(脆弱となった部分)を通じて飛び出す状態のこと。
なので今回はヘルニアの種類をお伝えしたいなと思います。
【椎間板ヘルニア】
椎間板ヘルニアとは背骨というブロック状の骨の間に存在するクッションの役割をする椎間板が何かしらの強い外力によりはみ出してしまい、その先に運悪く神経があった場合にそこに触れてしまうことにより痛みが出るというものです。
・頸椎椎間板ヘルニア
一口に“背骨”と言っても大まかに3種類あり、首は7個、胸部(一般的に背中といわれる部分)は12個、腰に5個。
これは脊椎動物において共通の項目となります。
なのでキリンも犬もサルもヒトも首の骨の数は同じなんです!!
その中の首の骨の間にある椎間板が飛び出てしまい、神経に触れてしまっているものを指します。
・胸椎椎間板ヘルニア
先程のお話の中にあった12個ある骨の部分のヘルニアです。
・腰椎椎間板ヘルニア
一番よく耳にするのではないでしょうか?
いわゆる腰骨の椎間板が飛び出て、足に向かう神経に悪さしてしまうものです。
【鼠径ヘルニア】
いわゆる脱腸と呼ばれるものです。
脚の付け根、鼠径部の位置する筋膜の隙間から腸をはじめとする臓器が飛び出す状態を指します。
鼠径部にピンポン玉のようなふくらみが目立つようになり、ひどくなると痛みや嘔吐、患部が硬くなる『嵌頓(かんとん)』になるリスクが高くなります。
嵌頓は将来的に命の危険に繋がるリスクも考えられるため、注意が必要です。
左右の太腿の付け根部分に発生するヘルニアの総称を「鼠径ヘルニア」といいます。腹部に生じるヘルニアの約80%は鼠径ヘルニアです。
・外鼠径ヘルニア
・内鼠径ヘルニア
・大腿ヘルニア
外鼠径ヘルニアは解剖学的な理由から、必然的に男性に多く発生します。また、大腿ヘルニアは女性が発症することが多いといわれています。
【臍(さい)ヘルニア】
へそが突出します。ほとんどが先天性で小児に多く起こりますが、大半が出生後数年以内に消失します。成人の場合は、肥満や妊娠などが原因で発症することがあります。
【腹壁瘢痕ヘルニア】
おなかの手術のキズが化膿したり、栄養状態が悪かったり、筋膜が弱い場合などに、縫合した筋膜が離開することがあります。そうするとキズに一致して内蔵が飛び出してヘルニアとなります。
みなさんがよく耳にするヘルニア、実はこんなにもたくさんの種類があるんです!
カラダに痛みを感じ、病院に行って診断を受けた場合はお医者さんのお話をよーーーーーく聞いてみてくださいね。
ちなみに、上記の中では「椎間板ヘルニア」に対する施術が可能です。
具体的に言葉にしてみると、“椎間板が元の場所に収まれるようにスペースを作ってあげる”です。
まずは手技や鍼治療でアンバランスに使われていた筋肉を緩め上下左右前後のバランスを良くしてあげ、姿勢矯正して背骨の位置に正し、それを身体に馴染ませ覚えさせていく方法です。
時間はかかりますがぶり返しにくくなり、その他腰痛や肩こり等の予防にもなるのでオススメです。
今回お伝えする内容は以上となります。
お身体のことでなんでいたり、気になっていることがありましたら気軽にご相談ください!